アリか、キリギリスか。
- カテゴリ:人生
- 2016/09/08 19:41:24
うちの相談役・特殊メンターの風さんとのお話し。
風さんという人は、
わたしの父親のような人で、
会社経営者としての先輩(わたしは足元にも及びません)、人生の師匠です。
風さんの気の向いたときだけ、
ぐだぐだといろんな話をして、楽しんでします。
風さん、今日は来てくださってありがとうございます。
風さんが、このブログをチェックしているからと言って、
お世辞やへつらいを言う気は全くありませんが、
面白いことに、風さんが感じる「危険度」の嗅覚が、
わたしと、とても似ていることに驚かされます。
今日は、たまたま「ひきこもり」関連のNPO団体のことが挙がりましたが、
風さんも、わたしも「それが近所にあったらどうよ。」ということで、
ガス警報器のようなセンサーが、同じレベルでピコピコいったのです。
でも、わたしたちは、そういうNPO活動を訝しんでいるのではなく、
なんていうか、
ほんとうに「世のため、人のため」で旗振りをしているのか、
助成金目当て、無料の労働力目当てで、
「特定非営利」をうたっているのかという点の見極め方の話です。
(その点に関しての結論は、真実は中に入らないと分からないということです)
まあ、よそ様の団体のことは、いいんですがね(どーでも)
「特定非営利」といってもお金儲けの上手いところもあるし、
実体のない幽霊団体も(山のように)ありますから。
でも、いまの「ひきこもり」の捉え方を、
「ワークシェアリング」に置き換えて考えてみたり、
広い意味での「ミレニアルズ」の傍系と重ねてみるか、で、
その発展性が大きく異なるという点が、とても面白いと感じました。
社会の中で個人が自由に生きることが出来るということは、
簡単なようで、実はとても難しいこと。
だけど、それが出来なければ、
ほんとうはとても住みにくい世の中なのではないでしょうか。
わたし個人で言えば、
「引きこもれるなんて、なんて恵まれた人なんでしょ」といいたいところですが、
「いろいろな生き方ができる」世の中であってもらいたいとも思います。
自分のこころに正直に聞いてみますが、
「わたしだって、できることなら、働かなくても楽に生きていたい」と思いますもの。
ただ、それをする自信が無いだけです。(将来も不安だし)
この件(「ひきこもり」)のことは、
切り口を変えて、考えて見なければ始まらないのかもしれません。
誰かを裁いて、
「あんたが間違っている」と決めつけるのは簡単ですが、
人生の選択の自由は、残しておくべきだと思うんです。
(犯罪者になるのではない限りね)
もう少し、考えてみます。
追記;そーゆーわたしは、今日、年金事務所に行って、
そう遠くない将来に貰える生涯年金について、
必要書類を整えてきたんですがね。
卑怯でしょ?
ニートやひきこもりに「うまいことやってるのねぇ」って不愉快な感心すらしちゃいますね。
前者は消極的搾取者だし、後者は社会的義務を果たした人たちの互助的な支援だと思っています。
また、引きこもりの増加は親だろうが親戚だろうが赤の他人の納税者だろうが結局誰かが余分に働かされることになるわけです。国の借金と少子化の問題を見ていると、社会的に引きこもりを放置するような状況には無い様な気がします。
でも、取り立てて特技もなく大して裕福でもないので愚直に一生懸命働く事しかできない人間が納税したお金が、最終的に引きこもりの連中にも使われている事を思うと、人生の選択の(義務を伴わない)自由という言葉が素直に飲み込めないのは、多分寛容さのなさなのでしょうね。
開封して組み立てると、拳銃と実弾数十発になった。
そして日本の街は戦場になった。
と、いうSF小説の展開みたいにならないことを祈ってます。
ニートでもPCとかスマホとかネット環境はあるんでしょうね。
税金とか通信費とか、生活費は助成金でまかなえるものなのかなぁ。
ザ・ドキュメント「山奥ニート」
9月10日(土)深夜1:45~
カンテレ 和歌山にあるんですね。ニートのシェアハウス・・・。
年金をもらうのは卑怯??
ちゃーんと立派な収入を得ているのに、お国の制度を巧く利用して助成金やら手当やら免除やらを不正受給している金持ちな人こそが卑怯というのでは?
ひきこもれるなら私もこもりたいです。部屋の外に美味しい食事を置いてくれる心優しい人がいれば!
星新一さんの『未来イソップ』バージョンを思い出します。
宮沢賢治さんバージョンもあれば、共産主義圏バージョン、自由資本主義バージョン…
国や時代、作家さんによって、こんなに解釈が異なってくるものなんだな…と
どれもこれも考え込まされます。
日本の現代バージョンでは、
キリギリスが食料を分けてもらおうと、アリの巣を訪れる。
巣の外で沢山のアリが死んでいた。
巣の中でかろうじて生きているアリを見つけ聞いてみると
外のアリ達はリストラされて餓死していったもの。
巣の中で死んでいるのは、リストラされなかったが、働かされすぎて過労死したアリ達。
女王は海外に拠点を移すといって餌をたんまり持って、巣を出て行った。
Σ( ̄Д ̄;) 何か色々思い当たります。
働かないで暮らしている大人は結構います。
それぞれそれなりに暮らしています。
普通に働いている人々から
軽んじられたり 尊敬されたり 羨ましがられたり
不思議がられたり あるいは無視されたりして 暮らしています。
大人になったら 働かないといけないと 決まったものではありません。
働きたい人が働くのです。 働かないと食えないと決まったものでもありません。
働かなくても食える状態は いろいろあります。
働いても食えないこともあります。
・・・ 深いです。
パゴットの表裏がバレている?!(^^ゞ
もらえるものは貰っていいんじゃないでしょうか?
わたしは遠慮なくいただきますけど♪