瀬戸内のちっこい島で
- カテゴリ:人生
- 2016/08/27 14:33:49
お父さんは小学校の先生でした。
というか、小さな小学校の校長先生でした。
当時は、うちは自分の家をもってなかったので、父さんが赴任したとこの社宅みたいなとこに住んでました。
その島、大津島って名前なんですが、小学校の低学年と、6年から中学にかけて
3年ずつ2回島に住みました。
みかん栽培とかやってた島、
タバコも作ってました。
おっさんたちが吸うタバコなんですけど、タバコって植物があって、
それの葉っぱを燻製みたいにして、小さ具刻むと、それを紙で巻いて、自販機で売ってるようなタバコになります。
中学は山を超えて、タバコ畑の間の細い道下って行くとも島の裏側の集落に出て、中学が底にあったんだよ。
夏場は蛇とかでて、これがすごく嫌でした。
本を読みながら、山道を歩くんで、知らないで
蛇を踏んじゃったことが何度か、あるんで。
この島、戦争の時、人間魚雷「回天」の特攻隊基地がありました。
小学校のグラウンドにすごく大きな慰霊碑がありました。
まだ兵隊さんたちのことを覚えているような人たちも生きてて、
なんかの拍子にそんなことを聞くこともありました。
もうみんな遠い思い出です。