Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part0第5章 その③


   アラキの大冒険part0第5章 その③

  「・・・私、昔はとにかく嫌われ者で、誰も友達とか
 いなかったの。だから頼れるポケモンがいないって
 いうことがどれだけ辛いかもよくわかる。」
 アノートは自分の身の上話を始めた。
 「だから私は決めたの。だったら自分がそういう
 ポケモン達を助けなくっちゃって。自分が先頭に
 立って、そういうポケモン達の心を救って
 やりたいって。」
 「そして私は沢山のポケモンを助けられる探検家に
 加えて、悩みを聞く相談家にもなったの・・・。
 まだ16の生意気な子どもだけど、同世代だから
 こそ話せる悩み事とかもあるでしょ?」
 「勿論友達という関係は普通ならそんなにすぐ
 出来る物ではないわ。でも、早く打ち解け
 あえたならば、それだけ相性もいいってことだし。
 それにね・・・。」
 そう言うとアノートは僕の方にすり寄ってきた。
 (!)
 僕はアノートがいきなりすり寄ってきて
 びっくりした。
 「私、こんなことをしているうちに、話していたら
 どんな性格をしている子なのかとか、解る様に
 なって来ちゃったのよ。」
 アノートは再び身の上話を続けた・・・。

                      その④に続く




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