Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part0第5章 その②

 
   アラキの大冒険part0第5章 その②

  僕たちはニノミヤシティのアノートの家を
 後にして東ニノミヤ道路を進みアスカの森を
 こえて次の町ニカイズミタウンにつき、
 そこで一晩の宿を取ることにした。その日の夜。
 「・・・・・・ねぇ。 アノート。 起きてる?」
 僕は隣で寝ているであろうアノートに話し掛けた。
 「うん。 起きてるよ。 」
 アノートは、そんな僕に優しく話し掛けてくれた。
 「・・・・・・1つ聞きたいことがあるんだ。」
 「? なぁに?」
 「昨日、学校に行った時僕のこと「友達」って
 言ってたけど・・・・・・いいの?」
 「・・・何が?」
 「だって僕らはまだであって2日しか経って
 いないんだよ?そんな相手を友達として
 見てくれるの・・・?」
 「なんだ、そんなことか。私はね、なんとなく
 だけどあなたの事が気に入ってるの。」
 アノートは、そう言うと僕に笑顔を見せた。
 (えっ)
 僕はアノートの意外な理由にびっくりした。
 「それに貴方だってもう私達とはこんなに
 打ち解けているでしょ?本当はこんな所に
 迷い込んで不安なはずなのに。」
 (・・・・・・。)僕はアノートに確信を
 つかれて何も言い返せなかった・・・。

                      その③に続く




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