アラキの大冒険part0第5章 その②
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/07/25 21:03:30
アラキの大冒険part0第5章 その②
僕たちはニノミヤシティのアノートの家を
後にして東ニノミヤ道路を進みアスカの森を
こえて次の町ニカイズミタウンにつき、
そこで一晩の宿を取ることにした。その日の夜。
「・・・・・・ねぇ。 アノート。 起きてる?」
僕は隣で寝ているであろうアノートに話し掛けた。
「うん。 起きてるよ。 」
アノートは、そんな僕に優しく話し掛けてくれた。
「・・・・・・1つ聞きたいことがあるんだ。」
「? なぁに?」
「昨日、学校に行った時僕のこと「友達」って
言ってたけど・・・・・・いいの?」
「・・・何が?」
「だって僕らはまだであって2日しか経って
いないんだよ?そんな相手を友達として
見てくれるの・・・?」
「なんだ、そんなことか。私はね、なんとなく
だけどあなたの事が気に入ってるの。」
アノートは、そう言うと僕に笑顔を見せた。
(えっ)
僕はアノートの意外な理由にびっくりした。
「それに貴方だってもう私達とはこんなに
打ち解けているでしょ?本当はこんな所に
迷い込んで不安なはずなのに。」
(・・・・・・。)僕はアノートに確信を
つかれて何も言い返せなかった・・・。
その③に続く