Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part0第4章 その③


   アラキの大冒険part0第4章 その③

  「・・・そうね。何かそれでこの子が人間界に
 戻れる術がわかるかもしれないし、何より
 未開拓地というのは探検家としても魅力だしね。」
 アノートはスプリネにそう言って目を輝かせていた。
 「私も時間があればその子の為になりそうな
 本を探しておいてあげるから、 とりあえずはブイズの森に
 行くってことでいいかしら?」
 とスプリネが僕に提案してくれた。
 「うん。いろいろありがとう!」
 僕は、スプリネにお礼を言った。
 「・・・にしても君やっぱりかわいいね♪
 同じ炎タイプ同士かしら?」
 そう言いながらスプリネが僕にすり寄ってきた。
 「いや・・・あの・・・、一応僕人間なんですけど・・・。」
 僕はそんな彼女にタジタジになりながら目を泳がせる。
 「今はポケモンじゃない。そう言うことは気にしない♪
 じゃあ今日は帰って明日の準備をしておいたら?」
 とスプリネが僕たちに提案してくれた。
 「そうね。 あとこの子のことを考えたら
 電車は使わずに徒歩で目指した方が経験値も
 稼げると思うから歩いていくわ。 」
 そうアノートが、言うと
 「となると結構時間がかかりそうね・・・。
 途中にいくつか町はあるけど念入りに準備した方が
 いいんじゃない?」
 とスプリネが言った・・・。

                      その④に続く




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