一期一会
- カテゴリ:仕事
- 2016/07/18 22:57:18
先週の金曜日、時々い来られるお客様が
孫娘さんを連れてこられました。
お孫さんはハーフでアメリカに住んでいて
夏休みの時期だけ、日本に来られています。
初めて会った時は小学校に上がったくらい。
恥ずかしがり屋さんみたいで
はにかんだような笑顔が印象的でした。
でも今回会ったら、随分と大きくなって
可愛いというより、キレイって感じになっていました。
「わ~、久しぶり!大きくなったねぇ。いつまでいられるの?」
と聞くとお客様が
「明日には帰るのよ。
でもこの子があなたに会いたいっていうから、一緒に来てみたの。
あえてよかったわ」
とのこと。
寂しい気持ちもありましたが、わざわざ帰国前に会いに来てくれたことが
何よりも嬉しくて・・・。
また同じ日、最近顔を見なくなった別のお客様が
久しぶりにいらしゃいました。
その方は、今後こちらにこれなくなるからと
わざわざ、ご挨拶に来てくださったのでした。
思うに、私はどれだけお客様に恵まれているのだろうと思います。
接客業に従事する者として、大勢のお客様に接っする中で
一人の人として記憶に残り、また接していただけるということは
本当にありがたいことだと思います。
そういえば最近、ほかの職場に一時的に応援に行った時
私が知らないお客様に
「あなた、以前ここにいたわよね?」
と、声をかけていただきました。
確かにそこは、私が今の仕事についた最初の頃、
一時的に勤務した事がある場所で、
でもまさか、覚えられているなんて思っていなくて・・・・
本当に驚き、同時にすごく嬉しかったのを覚えています。
人は、思いがけない事を心の中にとどめているんですね。
それは、意外と本人が忘れているような
些細な事であったりします。
でも、だからこそ
できるだけ一人一人に、人としてかかわりたいとも思います。
忙しいと、こなすことが優先されて
そうすることは難しいかもしれないけれど、
でも、できるだけそうしたい。
「お金にならない人に時間を割くなんて無駄だよ」
そんな声も聞こえてくるけれど、
私は相手をお金として見たくない。
だってもし自分が、また自分の家族が
そう見られたら悲しいもの。
何も持たない私が、唯一お客様にお返しできるのは
人としてまっすぐに接していくことだけ。
その事を教えて下さり、そのやり方が
完全な正解ではないかも知れないけれど、
それでも完全なる不正解でもない事を教えて下さった方たちと
これから出会うであろうたくさんの人達への感謝を忘れずに
これからも頑張っていきたいと思います。
「所詮きれいごと」と言われても
やっぱり私には、これしかないし
それでいいと思う。
去り際に見える、お客様たちの表情が
自分への評価だと思うから・・・
これからも頑張ります。
競争なのでそういう面があるのは仕方ないですが、出来ればそんな職場に勤めたくはありません。
人と人とのつながりすなわち人脈が新たなお客を呼んで
売り上げを上げている企業もちゃんとあります。
仕事する人もお客様も人ですもの、気持ちの良い接客は嬉しいですし、
逆にいいかげんな接客のお店には安くても行きたくありません。
そして「この人にまたやってほしい」と思える人に頼みたいです。
お客様に恵まれているのは、あなたの人柄が引き寄せてるからこそです。
あなたの言葉や思いの節々から優しい気持ちが感じられて、読んでる私も幸せな気分です^^
たすくすくすさんは自分の信じる道を行ってくださいね。
振り返ると後ろには沢山の笑顔があるはずです^^
たすくすくすさんの記事読むと幸せな気分になります。
どんなに嫌な相手でも一期一会の縁があって
私に何か教えてくれようとしているのかもしれませんね。
相手を許す心を育てるとか、逆に私が相手を変える役割を持っているとか
この記事を読んでもっと人とかかわってみたくなりました。
「お金にならない人に時間を割くなんて無駄だよ」は少し違いますよね。
幸せって人と人とのかかわり(動植物も含む)の中にしかないような気がします。
こんなサービス業冥利に尽きる経験ができるのは、日頃のたすくすくすさんの頑張りの積み重なりがあったからなのでしょうね。
広場から、失礼しました。