Nicotto Town



土曜日・研修会

 夕方からの研修会に参加してきました。
 テーマは副作用。

 何でも、薬害に関する研究は、キノホルムとかで薬害が話題になっていた1970年代に少し研究されただけで、それ以降ほとんど進んでいないとか。
 と言うのも、副作用の研究というのは学問的なステータスが低いらしく、研究費を出してもらえない=医学部・薬学部での研究テーマにされない、と言うこと。

 なので、そのころの研究で判明したこと以外はすべて経験則。
 国内でまとまった調査と言えば、厚労省の副作用被害報告のみ。
 ただこれも、新薬とか、重篤な副作用に集中してしまっていて、発売から何年も経過した薬の副作用は報告されないし、軽微な副作用は報告されずに終わるので、性格とは言い難いとのこと。

 いまのとろ、薬剤師各々が副作用症例報告を頭に入れて、似たような症状に出会ったときに慌てずに医者に助言することくらいしか対策がなかったり。

 まあ、最近は薬剤代謝酵素欠損を調べられるようになったので、非アレルギー性の副作用は予測しやすくなっているのが幸い。
 アレルギー性副作用の予測?
 それぞれ何か信じるものに「アレルギーが出ませんように」と祈るしか。




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