Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part0第3章 その①


      アラキの大冒険part0第3章 その①

    -第3章 元に戻る方法-

  「え・・・・・・あ、ありがと・・・。」
 僕はポケモンとはいえ女の子から
 そんなことを言われたのは、初めて
 だったので少し動揺してしまった。
 「あ、そうだ・・・。
 そういえばあれから何か思い出した?」
 そうアノートが、僕に聞いてきた。
 (・・・。)僕は神経を尖らせて記憶の糸を
 辿ったが、「・・・・・・だめだ、やっぱり何も
 思い出せない・・・。」結局何も思い出せなかった。
 「・・・大丈夫。きっと思い出せるわ。」
 再び涙ぐむ僕を見てアノートは、
 僕を元気づけるように励ましてくれた。
 「・・・まあ、私がちゃんと君の面倒を見て
 あげるから、今はゆっくり休みなさい・・・ね?」
 そう言うとアノートは、僕の額ニキスをした。
 「うん、ありがとう・・・。おやすみ・・・。」
 僕は嬉しくなってアノートに挨拶を返すと
 深い眠りについた。2匹がスヤスヤと眠る頃、
 (アノートにフュールか・・・。2匹ともとっても
 優しいな・・・。少し安心できたよ・・・。
 今はこの2匹と一緒に、頑張ろう・・・。)
 僕はそう心の中で誓い深い眠りについた・・・。

                        その②に続く




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