巨神ガンマーワン(1)
- カテゴリ:自作小説
- 2016/07/12 13:03:52
悠久の昔、闇の宇宙人種族と戦う光の宇宙人種族が地球に逃げ延びた。
地球にはまだ文明が発達していない地球人達が住んでいたが、光の宇宙人達に地球人と結婚する者が現れた。
光の宇宙人種族は、超越した超能力を持っていた。自分の意志で巨大化する生きた金属を使ってロボットを作り出した光の宇宙人達は、その超能力の念動力でロボットを操り巨石文明を創った。
そして、光の宇宙人の遺伝子は代々人類の少数の人の体の中で受け継がれてきた。
その晩猛は夢を見た。なにやら小さなロボットが「クルッポ!」と叫んでいる夢である。ロボットは「悪が現れる。」と言った気がした。
「はぁ・・・疲れているな。変な夢を見る。」
山本猛は、15歳の高校1年生である。父のように物理学者になるのが将来の夢である。
「タケル!遅れるわよ!」
母の珠美が急がす。
「タケル、この前のテストはどうだった?」
父の浩が聞いた。
「うん。物理は100点だった、またトップだったよ。」
「そうか。将来博士だな。」
父が笑った。
「行ってきます。」
猛はパンをくわえると玄関に向かった。外は穏やかな日差しが差し込み風が頬に気持ち良かった。
「タケルくーーーん!」
後ろから声が聞こえた。後ろから可愛い美少女が走って来た。同級生の七海真鈴だ。みんなにマリンちゃんと呼ばれている。猛と真鈴は保育園の時から一緒に育ってきたが、この頃は真鈴が美しくなって来たと内心で思っている。
「今日、帰りにゲロゲロアイスデリシャスを食べに行こうよ♡」
「そのゲロゲロアイスデリシャスってなんだよ?」
「タケルくん、遅れてる。今流行ってる蛙のケロちゃんのアイスじゃないの。」
「・・・そなのか・・・。・・・。」
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