Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part0第2章 その②


       アラキの大冒険part0第2章 その②

    アラキ視点

   「名前・・・・・・そうだ、僕の名前は・・・・・・、」
 僕は、彼女から急に名前を聞かれて困惑したが、
 彼女たちに「僕の名前は、アラキ。」と名乗った。
 「アラキね。わかったわ。よろしくね。」
 「私はアノート。右に居るのが弟のフュールよ。」
 「よろしくです!」と僕が名乗った後に彼女たちも
 名乗ってくれた。僕は、嬉しくて「うん、よろしく!」
 と挨拶を返した。
 「・・・それで、これからどうするの?」
 そうアノートは僕に話を切り出した。
 僕は、アノートにそう聞かれるとは
 思わなかった。(・・・・・・・)僕は、
 答えに困った。(・・・そっか。そのことも
 考えなきゃいけないのか・・・。)
 「実は・・・。」僕は、2匹に
 自分の名前と自分が元人間
 ということしか覚えていない
 と伝えた。「そう、じゃあそれまでは私たちと一緒に
 暮らさない?」とアノートがひとしきり僕の
 話を聞いてから僕にそう聞いてきた。
 「えっ!?いいの!?」
 突然のアノートの言葉に僕は、
 驚きを隠せなかった。
 「勿論です!ぼくも
 アラキさんがいてくれたらうれしいです!」
 フュールの言葉に背中を押された僕は
 「だったら・・・喜んで!」
 そう言ってアノート達の家に厄介に
 なることにした・・・。

                   その③に続く




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.