アラキの大冒険part0第2章 その①
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/07/07 17:51:48
アラキの大冒険part0第2章 その①
-第2章 元人間-
「君、大丈夫だった・・・?」そう言ってアノートは、
スピアー達に襲われていたポケモンに駆け寄った。
???「・・・え・・・うん・・・・・・。」そのポケモンは、
特に大きな傷は見受けられなかったがその顔からも
疲労の色を見てとれる。「かなり衰弱してるわね・・・・・・。
とりあえずは私たちの家まで運びましょ・・・。」
そうアノートが言うと「わかった。」とフュールが、
短い返事をしてその襲われていたポケモンを
2匹で介抱しながら森を後にした。
「どう?少しは落ち着いた?」そう言ってアノートは、
襲われていたポケモンに優しく語りかける。
「う、うん。さっきは助けてくれて
ありがとう。」と彼は、お礼を言った。
「・・・・・・ところで君、どこから来たの?
この辺じゃあ見かけない種族だけど・・・。」
???「・・・僕にもわからない。気が付いたら
こんな姿になっててここに来てた。」
「・・・もしかして、元人間だったりする?」
アノートは、ポケモンの言葉を聞いて疑問に
思った事を話した。
???「えっ!?なんでわかるの?」
「この世界においてはそんなに珍しい事
じゃないです。ぼくがいるギルドでも
元人間の子はいましたし。」
フュールの言葉に嘘偽りはないようだった。
???「そ、そうなんだ・・・・・・。」
「確か今のあなたはフォッコって種族よ。」
アノートは、自分の記憶を頼りに彼の
種族を言った。「ここら辺では生息してないから
本当に珍しいケースね。」
「あ、そういえばまだ君の名前きいてなかったね。
なんていうの?」
その②に続く