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巻物の解読結果 その5

その4 http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=966109&aid=62178329


最後の詩は、「生(せい)への讃歌(Сοш Ρλφ ΑΩ)」というタイトルです。


この詩の文字転写とその直訳は以下の通りです。

始まりと終わりはコインの裏側同士
(Α Ω Еκ Дσ∀ Κυи)

コインがあるからこそ命輝く
(Κυи ΑΩ Ξйх)

愚かなる者は知らぬ
(Жνдфαωл Ιυη Χι)

裏を棄て、表に固執するならば
(Ω Тяτ Α Γδπ)

すなわち、表をも棄てることであることを
(Ёс Α Тяτ)

汝、これを忘るることなかれ
(Я Ιυη Яемы Ψκι)

汝、それでもなお「不老不死」を求むか
(? Жνдфαω Зθυμ Я)



この詩で、前の詩の内容をコインの例えを使って言い換えています。


古代ニコタ語で「命」を表す言葉は、「ΑΩ」と表され、
「Α」には「始まり」、
「Ω」には「終わり」という特別な意味をそれぞれ持っていて
2つの複合語として「命(ΑΩ)」という言葉が生まれています。


この事から、「命」というものは「始まり」と「終わり」から成り立ち、
その2つがあって、初めて「命」と呼べるという、
いにしえのニコタ住人たちは考えていたようです。




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