人混みの中に
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/05/24 01:48:34
赤い光が
高層ビルの上に点滅している
無言で
それは心臓の鼓動の様に
私は人混みを切り裂くように進む
仮面の行列の中を
くり返しくり返し
すれ違う人に視線を合わせる
また一人そしてまた一人
何百何千人と
今ここに
あなたはいない
私の左と右の空間は
寂しげに開いたままだ
雨が降っている
傘なんか要らない
その一粒一粒が愛おしい
私だけに降り注ぐ雨粒が
雨が強く降っている
傘なんか要らない
景色がぼやけているのは
涙なんかじゃ無い
赤い光を見ている
遠くに見ている
それはいつまでも高くに
耐え切れずに滲んでいる
返り道に高層ビルが出来上がろうとしています
障害標識の赤い光が数カ所で点滅しています
無言で威圧してくる大きな無機物の
唯一のコンタクトのようにも感じます
反自然
でも何かが動いている様にも見えます
なんて
よくわかりません
空白が長すぎました
半分寝ながら書いたので
おでこでキーを押してしまったかと思います
そんな記憶があります
いしころ様
行きかう人の仮面が外れて笑顔に・・・
なんだお前か・・・君か・・・なんて
舞台のセットがガラリと変わるように
周りの景色が明るく変わっていく
いいですね
自分は昔から人ごみが好きです
なんか落ち着くんです
人の海に浮いている自分
かえって落ち着いて分析が出来たりして・・・
奈柚様
雨は好きでないけど
雨の日の都会って好きですね
光の乱反射
水たまりにゆがんで映る街のシルエット
暗いのだけれど
滲んだ明るい感じ
○○ちゃん見~つけた^^
そんな声も聞こえてきそう
いつもよりキラキラしてます
その上空では暗い夜の色
赤い光が見えない星に向かって交信を試みているようです
もういいかい?
まーだだよ…
最後に なにか あっという様な事が書いてあるのかしらと
期待しちゃいましたけれど・・^^;
人ごみの中で ロボットのように行き交う人々
自分はロボットではないぞという気持ちで
仲間を探すけれど 誰一人視線が合う人はいない。。。
そんなところでしょうか
でも大丈夫 ほら 後ろから足音が・・・小走りにかけてくる足音が
ごめんごめん やっとあなたを見つけたの お待たせ~って言いながら
可愛い傘がそっとっ差しかけられるんだ!
その瞬間 すべての人々の仮面ははずれ 雨もやみ 鳥は歌い花は咲き
空に虹がかかる
うん 待ちくたびれたよ 僕たち やっと会えたんだね
うん やっとだね 会えて嬉しい また一緒に歩いてくれる?
うん もちろんだとも さぁ~いこう
二つの影が 大きな太陽の輝きの中に吸い込まれていきましたとさ!
めでたし めでたし 私の妄想は いつも最後はハッピーエンドなんだ
(高層ビルの建設現場の赤い点滅ランプを追いかけていくと 天国に繋がっているんだって
昔おばぁちゃんが言ってた・・・ような いないような。。)