誕生日&ゴーギャン展レポ(長文)
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/09/18 14:01:17
たくさんの人に祝ってもらってしまいました。
本当に本当にありがとうでした。自分は本当に幸せもの
です。感激しました。
とりあえず、昨日ゴーギャン展行ったので、レポします。
ゴーギャンは、一生を通じて、どこか孤独で、敬虔なキリスト教徒ゆえに罪の意識に苛まれる人生を歩んだ人でした。
初期の印象派の頃こそは、素直ないい絵を描いていたのですが、その当時から、すでに人物画に笑顔がありません。
まだ印象派初期時代だったためと、30過ぎてからのデビューで「遅れてきた画家」として、名前が売れていなかった彼は、生来の性格もあってか、フランス南部の閉鎖的な風潮からは、ちょっと浮いている存在だったみたいです。
しかし、当時の技法は抽象画でありつつ繊細なタッチで、優しい絵です。
彼がその地を愛したことが伺えます。とてもほほえましく美しい絵が多かった。
そして、敬虔なキリスト教徒ながら、奔放なタヒチに惹かれたゴーギャンは、妻子を残してそっちに移り住んでしまったりするわけなんですけど(苦笑)
タヒチ人からは(タヒチの妻も娶るんですけど)いまいち受け入れられず、タヒチがフランスに占領されてどんどん変わってしまうことに心を痛めたりしています。
美しい花々や草木とはウラハラに、住んでいる人々のこちらを見る視線が妙に冷ややかだったり、暗かったりするのは、ゴーギャンの複雑な胸中を見る思いです。
同時期、フランスに戻って個展を開いたりしていますが、いまいち成功せず、版画を数点残してますが、それがとても緻密で美しかったです。
南国とキリスト教と、何故かエジプト?の死と再生のイメージをコラージュしたような作品群でした。
そして真打ち。晩年に残したという大きな横長の絵です。
「我々はどこからきたのか 我々は何者か 我々はどこへいくのか」
という仰々しいタイトルがついています。
今まで描いてきた絵を、あちこち組み合わせるようにしてできていて、ゴッホのときほどではないのですが、なかなか胸にくるものがありました。
(MOMA展でゴッホの「嵐の夜」(だったけ?)を見たときは、衝撃のあまり、30分くらいその場を動けなかった(^^;)
そして、その後・・・病に倒れて亡くなるのですが、その絵の後は、かえってどこか突き抜けているような明るい作品。
最後に描かれた「女性と白馬」という作品は自殺未遂をした後に描かれたとも言われてますが、なんとなく、初期のやさしいゴーギャンの絵を彷彿とさせるような作品で、一番長く魅入ってました。
山の頂上付近には、自分のものと思わせる白い墓標が立っていて、とても印象的。
ううう、美術館感想が長くなりすぎた(汗)
その後は、あまりにもお腹が減ってしまったので、他の作品は諦めて食事に。
東京駅に出たら、最初に入ったビルに、知っているパスタ屋さんがあったので、思わずそこに決めちゃいました(^-^)
滅多に食べられないので、コースランチを希望♪
・前菜:サーモンのカルパッチョ
・パスタ:トマトのクリームパスタ
・メイン:豚肉の香草焼き
・デザート:ナポレオンパイ(選べるメニュー)
・ドリンク:フリー(アイスコーヒー&アイスティ&紅茶☆)
・パンもおかわり自由、サラダ付き
でしたっ!しめて、なんと1800円!やすっ!!(笑)
親はスープランチを頼んでましたが・・・900円(笑)
それでも、パン&サラダ&フリードリンクついてるので、めちゃおなかいっぱいと言ってました。
親は病院でリハビリがあるので、先にかえり、私は東京→渋谷→下北沢→新宿、の順でお買い物。
秋冬ジャケット1枚と、ソニーのウォークマン(ステレオ付き)を購入してしまった(^^;<あああ
これでかばんを買うお金がなくなったぁ(泣)
仕方ない・・・今までのカバンをリメイクして出直します。
今年はパンク系の鋲みたいのを打つのが流行ってるみたいなので、自分もやってみよかなっと思います。
あとね、金糸で刺繍とか。
スパンコールも、昔バレエの衣装に縫い付けたことあったなぁ~。。。自分でやってみるのも、楽しいかも???
で、結局夜になり、疲れきってしまってしばらくネットカフェで休息して、家に帰りました・・・ロマンスカーは満員だったので、各駅停車で。
でも、あれこれしてたら、あっという間。とおいようで近いな、我が家。
家に帰ってきて、眠い目をこすりながら「任侠ヘルパー最終回」とニュース見て・・・
このレポを書かねば~・・・と、思いつつ、寝ちゃいました(苦笑)
そして、今朝は5時に起きたのに2度寝して7時すぎ・・・
あかさたな占いにはなんとか間に合いましたが(^^;なんか2位ぽかった。今日は予定ないんだけどな?
雑事に追われる日になりそうです。
ではでは、そんなこんななバースデイでした、ってことで☆
まぁ、来てくださってありがとうです!
おおーそんな本があるのですか。読んでみようかな・・・
私のは、ほとんど私見なんで(苦笑)美術史とかまじめにやってなかったし・・・(汗)
かなーり混雑してますよ。お気をつけて~~。
アルルでのゴッホとの生活、そしてタヒチでの「かぐわしき大地」(大原美術館)のように、
たどった人生が作品に映し出されていますね。
江國香織さんの「日のあたる白い壁」の中のゴーギャンについて書いてるところ興味深いですよ。
9月23日迄に私も行きたいなー。