「無理難題」どうしたもんだい?
- カテゴリ:仕事
- 2016/05/17 06:37:29
昨日は一日「無理難題」(昨日のブログ)の件で、アタマをひねっていました。
Aさん。
じつはうちの賃貸物件に、いろいろと問題を起こしながらも7年ほどお住まいです。
問題というのは、いくら言っても無申告の同居人を増やしてしまうこと。
今は、Aさんの成人した長女と長女の子供、それと次女が、一緒に住んでいます。
その前は、3女もとその子供も一緒でした。
3再婚目の旦那さんは、知らない間に離婚され、
(もっとも3再婚目も知りませんでしたが)
今度は、某老人の年金を当てにして4再婚をもくろんでおられるとか・・。
ハッキリ言って・・・・
もうムチャクチャです。
長女は外国人の子供を妊娠し出産、母子家庭。
次女は、数年前彼氏が自殺し、それ以来のうつ病、周期的に自殺危惧があり目を離せません。
3女は、子供を連れて離婚し帰ってきましたが、
またすぐ、どこかへ行ってしまったようです。
(子供を忘れずに行ってくれてよかったらしい)
そしてここが、店舗付きの住宅なので、
日銭が入る喫茶店をやって今まで凌いで来られました。
(喫茶店といっても軽食もなにもありません)
「無理難題」でも触れましたが、
生活保護を申請するためには、店舗付き住宅ではダメなのです。
それで、転居を考えて、生活を立て直すことをお勧めしました。
もちろん、このAさんのような女性を、
受け入れてくれる一般不動産屋さんは、なかなか見つからないと思います。
こちらも、この境遇の女性をただ路頭に迷わせることはできません。
昨日1日かかって、新規賃貸物件で条件に見合うところを、
「吹け飛び」株式会社で買い上げ、格安賃貸に提供できないかと模索していました。
やっと1件、その条件に見合う物件を見つけたのです!
だけど、今度は引っ越し費用、初期費用で30万ほど必要になってきます。
(もちろんAさんは捻出できません)
このAさん、長男B君が数ある子供たちの中でも、
ずば抜けてフツーに生きています。
高校を卒業して、新卒で入社した会社にずっと勤め続け、
1回目の結婚こそ失敗しましたが、今は幸福な結婚生活を送り、
お嫁さんの実家に、婿養子みたいな形でマスオさん業に励んでいます。
昨晩、彼に電話して、このAさん(お母さん)の窮状を訴えました。
(Aさんは、息子に申し訳なくて、自分からは言えないというので)
「30万円、お母さんに貸してあげてください」
単刀直入に申し上げ、事態を詳しく説明いたしました。
生活保護を受けるためには、Aさんの居宅を移し、
長女、次女にも生活援助能力が無いことを証明しないといけないと。
わたしね、
もう、がっかりしたんです。
なんて、いうんでしょ、
全身の力が、抜けたのが分かりました。
これらの説明を、事細かに優しく説明したにもかかわらず、
B君が、わたしに言った言葉は、
「おぬしもワルよのう~♪」でした。
最初、意味が分かりませんでしたが、
生活保護を利用して、わたしが儲けようとしていると考えたようです。
これが電話でなく、
手が届いていたら、殴ったかもしれません。
Aさんの息子でさえ、こんな見方をするのでしたら、
他の人に何を言われるか、たまったものではありません。
一日かかったこの「無理難題」
もうすっかり、手を出すのがイヤになってしまいました。
どこの世界に、ここまで親身になる不動産屋が居るでしょうか。
いたら、そっちへ鞍替えしてもらいたい。
なんでこうなるのかしら。
もう、放り出そうかしら。
生活保護の助成金以内の賃料の住宅へ引っ越す場合、
引越し費用は負担してくれるようです。
役所に相談してみてはいかがでしょうか?
「ほーらこんな貧乏人がいますよー」を全国に垂れ流しているだけ…な…
生活保護や年金などは理由があって働けない人、お年寄りの大切なお金です。
「自分の親だら何とかせい」とB君に言うてください。
「そこまでしてくれる不動産屋さん」が稀有な存在だからこそ
息子さんも「そんな親切な不動産屋さん」を思いつかなかったのでしょう。
ただ、これは親御さんから息子さんに「困ってる、生活保護を受けたいけど」
と言う話を通してもらってたら・・・。いや、それでもダメかなあ。
「息子さんが信用してくれないのでうちとしては何も出来ない」
と正直にいうしかないですね。(^_^;)