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ごま塩ニシン


脳活『為ブログ』447

  憲法を考える視点。
 どうして素直に憲法の条文を考えないのだろうかと常に思う。憲法の第10章には「最高法規」と書かれている。内容は『基本的人権の由来特質』第97条 この憲法が日本国民に保証する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。このように条文で規定されている。これは多大な犠牲者を出した第二次世界大戦に対する反省と教訓を踏まえて考えられた人間尊重の成果なのである。憲法に書かれている条文の概念は、「過去幾多の試練に堪え」て熟慮の上、将来のために提起された言葉なのである。

 日本人が自主的に考えた憲法ではないとか、占領下の米軍によって強制されたものであるという考え方は木を見て森を見ない見解である。憲法の最後には「憲法尊重擁護の義務」が定められており、第99条は、天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。このように定められている。ところが、この憲法が公布されて以降、与党の政権は憲法の条文に書かれた概念の趣旨を深化させるのではなく、いかに中身のないものとして解釈するかに腐心してきた。憲法生誕70年は空洞化と意味不明の水増し解釈に終始してきた。改憲を唱える人の動機と憲法理念とは乖離している。

 言葉の概念は、人間が社会組織を形成して以来、多大な犠牲と反省の上に立って構築されたきたものであり、理念の普遍性は人類の宝なのである。他人が言った言葉だから嫌であるというのであれば、あらゆる文化を否定することになるだろう。

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2016/05/03 16:08
死刑囚が、節目で、発表される。
そう、トコトン、徹底的に、の末だ。
だから、法も、それこそ、100年に1度の改正で、いや、もっと、改正しないで。
あーわからない。



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