Nicotto Town


小説日記。


春休みは尊い




さて、いよいよ明日から新学期です。病みそう。
いや、病んでるのはいつもなんだけど……とりわけ病んでるというか……
なんというか、学校が始まる前日っていつも病む。
小学校のときなんか、同級生にいじめられてたから学校に行きたくなくて、母親に抱きついてギャン泣きしてたし。
でもその時代のいじめっ子の罵り文句って今思えば小学生特有の語彙力の少なさで笑う。

「髪の毛くるくる女!」

ですよ。
わたしなんて言い返したと思います?

「身長デカ女!」

ね。
わたしね、いじめられてたんですよ。
靴は無くなるわ、連絡帳に知らない落書きされるわ、傘無くなるわ、ハブられるわ、バイキン扱いされるわ、無視されるわ、他のいじめられっ子のお守りさせられるわ、給食の係1人でやらされるわ、掃除一人でやらされるわ、消しカス授業中に投げられるわ、一人だけ机離されるわ。

小学生の頃、鼻炎と花粉症と小児喘息と動物アレルギーと小児アトピーで、病院通い通しの超不健康児だったんですけど、毎日ティッシュで鼻をかんでたんです。
授業中気づけば鼻かんでました。
で、いじめっ子のボスが女なのに本当ゴリラみたいで、わたしはゴリラって呼んでました。
そのゴリラが、「ティッシュ貸して」って言ってきたんです。
いつもなら作り笑顔で貸すところなんだけど、その日は違った。
ゴリラへの怒りがどうしようもなく募っていた。
だからわたしは、

「返さなくていいよ♡」

って言ってやった。
そのときのゴリラの顔ったら。

ちなみに今や花粉症にすら免疫を備えた(それでも今年はやられ気味)病院知らずに育ちました。

あの頃は波乱万丈だった。
でも死のうとは思わなかった。
あんなクソ共にいじめられて、むざむざ死ぬのってちゃんちゃらおかしい。
それに、友達も居たしね。そこそこ楽しかったんですよ。
でも教室という閉鎖空間において、わたしのようなストレスの捌け口が、常に必要なんだ。
そう思って、我慢してきた。

だから高校で、都会に行ったんです。
中学までの思い出を全部捨てて、1から新しい友達を作りたくて。
まあ、中学の友達、今でも好きな子とか仲いい子、少ないですが居ますよ。
みんな大好きです。
でも、都会の友達は、また一味違ってて。

都会に出て良かったなって今は思ってます。
付属の大学もエスカレーターで、すんなり入れたし。とってもラク出来たと思ってます。


たまーにこうして昔のこと思い出すと、まあ、よく彼らのおかげで、こんな歪んでねじ曲がった性根の腐った人になってしまったな、と決まって思う。
彼らは肉体的ないじめはしてこなくて、精神的にジワジワと追い込んでいくような、ねじ曲がったいじめ方をしてきた。
ある意味今のわたしがあるのは、彼らのおかげ。




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