「玉ねぎの皮をむきながら」読了
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/09/17 00:18:07
「玉ねぎの皮をむきながら」
著:ギュンター・グラス(集英社)
うはあ
大変時間がかかってしまいました。
グラスの文章は、まだろっこしいっていうか、
時間がいったりきたりしているので、難解なんです
よね~(^^;
うん、まあでも 日本のように敗戦国の戦後を
垣間見ることができたようで、なかなか興味深い
内容でありました。
よく考えてみたら、第二次世界大戦の敗戦国って、
日本とドイツとイタリアしかないわけでしょ?
ほかは侵略された国とか戦勝国なわけだし。
ほかの国ってどうしてたんだろ?って思ってたんで。
映画の「ドイツ 青ざめた母」ってタイトルだったかな?
それ見て、戦後はあんな感じだったんだろなとは思って
いましたが。
戦中の民間側の国情を知るなら、「ドレスデン」も必見です。
空襲された都市の映像は、地下壕に逃げ込んでも蒸し焼き、
窒息死してしまったという史実なども描かれています。
たとえば、DPっていう言葉。
これ、Displaced Personsっていうことで、
難民っていう意味らしいのですが、これって
つまり「居場所のない人々」ってことですよね?
これが、グラスが戦後しばらくの間収容されていた
戦争捕虜収容所の労働部隊として、皿洗いやアイロン
かけをさせられていた人々の背にかかれていたらしい。
あと、ちょっと楽しかったのが、シベリア抑留地でも
あったと思うんだけど、収容所で様々なサークルというか
趣味の講座などを自発的に作って、各々が気を紛らす
というか、自分の生活を豊かにする努力を怠らない
姿勢もっていることに、人間ってほんとたくましいなと
考えさせられました。
・・・それにしても、食料のほとんどない収容所で
「料理のレシピ」を教わって、よだれを流していた
人たちって・・・(汗
想像の中だけでも味わいたかったんでしょうねえ・・・
散発的な感想しかもてなかったのが残念でしたが、
やはりグラスは「犬の年」と「蟹の横歩き」くらいは
読まねばならないな~と思いました。
とくに「蟹~」のほう。
たしか、戦時中に船が沈んじゃう話だったかな?
さて、次は「ガンダムUC」2巻です。
著:ギュンター・グラス(集英社)
うはあ
大変時間がかかってしまいました。
グラスの文章は、まだろっこしいっていうか、
時間がいったりきたりしているので、難解なんです
よね~(^^;
うん、まあでも 日本のように敗戦国の戦後を
垣間見ることができたようで、なかなか興味深い
内容でありました。
よく考えてみたら、第二次世界大戦の敗戦国って、
日本とドイツとイタリアしかないわけでしょ?
ほかは侵略された国とか戦勝国なわけだし。
ほかの国ってどうしてたんだろ?って思ってたんで。
映画の「ドイツ 青ざめた母」ってタイトルだったかな?
それ見て、戦後はあんな感じだったんだろなとは思って
いましたが。
戦中の民間側の国情を知るなら、「ドレスデン」も必見です。
空襲された都市の映像は、地下壕に逃げ込んでも蒸し焼き、
窒息死してしまったという史実なども描かれています。
たとえば、DPっていう言葉。
これ、Displaced Personsっていうことで、
難民っていう意味らしいのですが、これって
つまり「居場所のない人々」ってことですよね?
これが、グラスが戦後しばらくの間収容されていた
戦争捕虜収容所の労働部隊として、皿洗いやアイロン
かけをさせられていた人々の背にかかれていたらしい。
あと、ちょっと楽しかったのが、シベリア抑留地でも
あったと思うんだけど、収容所で様々なサークルというか
趣味の講座などを自発的に作って、各々が気を紛らす
というか、自分の生活を豊かにする努力を怠らない
姿勢もっていることに、人間ってほんとたくましいなと
考えさせられました。
・・・それにしても、食料のほとんどない収容所で
「料理のレシピ」を教わって、よだれを流していた
人たちって・・・(汗
想像の中だけでも味わいたかったんでしょうねえ・・・
散発的な感想しかもてなかったのが残念でしたが、
やはりグラスは「犬の年」と「蟹の横歩き」くらいは
読まねばならないな~と思いました。
とくに「蟹~」のほう。
たしか、戦時中に船が沈んじゃう話だったかな?
さて、次は「ガンダムUC」2巻です。