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コレはドコのお好み焼きなのか。


我が家のお好み焼きというのは非常に独特であります。
ガキの頃からコレで育ったので、世間のお好み焼きに馴染めない。
少々紹介してみよう。いったいドコの食い物なのか。

まず具であるが、桜海老・キャベツ・乾物の切りイカであります。
誠に貧相である。豚肉も揚げ玉も中華麺もタマゴもソースも使わない。
どこか戦後混乱期の代用食を思わせる、シンプルなラインナップ。

台(というのかな)も誠にシンプル。小麦粉を水で溶いてダシ少々、以上。
長芋も卵も入れない、すいとんの原料みたいな小麦粉汁である。
当然焼き上がりはタコスの如き按配になり、パリパリ感がある。

作り方にいこう。中火のフライパンに油を敷き、台を薄めにのばす。
その上に三種の具材を配置し、熱くなったら台の小麦粉汁を上から少々落とす。
醤油を一回しから二回しして裏返し、フライ返しでおしつけて焼く。当然厚みは薄くなる。

学生時代、部活の打ち上げでお好み焼き屋に初めて入ったときは驚愕。
え、豚肉とかエビとかイカとか入るの? 卵もある! これ全部かき混ぜるの?
焼くときに薄くしようとして皆に叱られた。鉄板を独占するな、だと。

現在は我が家が如何に異端かを認識しておりますが、その発祥が皆目不明。
大昔の駄菓子屋に、小麦粉汁を熱した鉄板に落として文字を描き、
焼けたらソースをかけて食う「もんじ焼き」というものがあったという話はありますが。

でも「もんじゃ焼き」とは別物のようです。具材や焼き方、作法が全く異なる。
むしろトルティーヤとの類縁性がある。しかしトウモロコシ粉は使わない。
乾物を使うのも謎。青海苔を使わないのは風味が苦手だからでしょう。

未だかつて同じもの、近いものに遭遇したことがございませぬ。
先祖が北陸出身との説がある。石川県、富山県や新潟県に似たものはあるのか。
なお、友人に喰わせると評価は悪くないので、興味のある方はお試しあれ。




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