腎障害を起こす薬
- カテゴリ:勉強
- 2016/02/14 04:52:27
タイトルが今回の研修会のテーマ。
でも、蓋を開ければ槍玉に挙がったのは非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)
。
痛みの信号を増幅するプロスタグランジン(PG)の生産を止めるのですが、プロスタグランジンの中には腎臓からの水排泄に関わっているモノがあり、その生産求めてしまうため、結果的に腎臓を傷めて場合によっては透析導入に至るとか。
確かに整形外科アタリで漫然と投与される代物。
処方医に腎機能検査をするように進言するか、腎機能検査をしたかを確認するのが薬剤師の役割だと。
(個人的には、患者がむくんでいないかを観察したり、体重の変化状況を確認すべきだと思います)
特に夏場が危険。
NSAIDsで腎臓を傷めかけているところに脱水が加われば、てきめんに腎障害が来ると。
ともあれ、薬剤師がしっかりと処方をチェックして義務を果たすのが1番だというのが結論でした。