約束
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/01/20 23:19:40
白くか細い指
表情変えず君は絵を描き続ける
冷たく空気が流れている
描くのはいつも想像の中の海
北風が吹きつけ
刺すような厳しい寒さが白い波になる
自然の猛威に抗うように立つ漁師小屋
漆黒の海に波立つ波頭が小屋の下の大地を
揺り動かしていた
切れ切れの赤い旗は人為の象徴か
いつからか君の描く絵から明るい色が消えた
そのことを言ったら
『気付いてた、なぜか分かる?』
目は乾いて涙を流せなくなった
機械のように
動き続けるその手
君は笑ってる自分を描くと言った
『なんだか長い間笑ってなかったので笑顔が描けない!』
あの日からずっとくもり空
どんなに探しても雲の切れ間は見当たらない
この灰色の海に
僕も君も深く沈んでいる
『いつか君を暖かい故郷のあの海へ連れて行こう!』
うっかり忘れていた
遠い約束のように
お元気で何よりです(*^-^)
この詩覚えてますよ。
あの時の気持ちが甦りました。
その後笑顔が戻ったけど、お別れが来ちゃった(◔‿◔。)フフ
サンキュです!
これは僕が同棲していた時の話です。
あっ!もちろんニコタと同じ仮想空間での妄想でちゅ! キャ!(>_<)
物語りみたいε(*╹◡╹*)з