お題「外せない旅先での楽しみ」
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/01/15 13:24:06
鈴ちゃんと結婚してからというもの、
旅行に行ったことは、ほとんどありません。
結婚前は、日本に居ることの方が稀でした。
記憶の残像を手探りで呼び起こせば、
「外せない旅先での楽しみ」というのは、
現地の人の日常生活を経験させてもらう事です。
出来る限り、現地人とかかわりを持ちます。
モンゴルではゲルを訪問し、
生活のしかたを教わりました。
遊牧民は、牧草が無くなると移動するので、
自分の馬に積めるだけの荷物が、財産のすべてだと言っていました。
当時のわたしは、本を読むのが大好きで、
自宅に図書館を作っていましたから、
ある意味、凄いカルチャーショックでした。
いくら本が好きだからといって、
モンゴルで蔵書を運搬するためにキャラバンを組むバカはいません。
本というのは、持っていても仕方がない、
アタマに入れなければ、無意味以外のナニモノでもない、
と、言うことを学びました。
イタリアでは、食べ物、
特にシシリアンのファミリーに囲まれて、
庭で食べるランチに3時間ほどかけること。
食用のウサギをいっぱい飼っていること、
そのウサギでもてなすことが流儀だと聞き、びっくりしました。
この地球上で同じ時間、同じ時代を生きているのに、
世界じゅうでは、全く違う価値観があふれている。
旅行に出て、これに触れないで帰ってくるのは、もったいないではありませんか。
今はもっぱら、外国からのお客様を受け入れるほうで楽しんでいますが、
外国の方の視点で見た日本の文化に、新鮮さを感じています。
米国滞在ビザはもちろんパスポートも失効していますが、
友、遠来より来たるとき、
わたしは世界のどこへでも、出かけているような気になります。
(え~?
今日のブログは、めっちゃエエ子ぶっとるなあ、つまらん)
吉川英治全集は、小学校のときに親に与えられました。
何度読んだか、分かりません。
「読み返すと、以前とは違う感動」ってわかりますよ~。
サンテグジュペリの「星の王子さま」を子供のときに読んだのですが、
「こんな、当たり前のことを描いて世界中の人の感動するの?」と不思議でなりませんでしたねー。
オトナになって読み返して、
「ああ、わたしはすっかり大人目線になってしまっている」のを知りました。
あれはちょっと、ショックだったなあ。
そしてワタクシは海外書籍は登場人物を覚えないので全く読めないのですが、
『日本人が書いた外国モノ』なら読めます。
『三国志』を読み返したいなあ…よしかわ先生のでいい…
どーりで!
見たことの無いモノ、ばっかりでしたー!
そりゃあ、見たいなあ。
だから普通に出回っているDVDは買えないらしいです。
へ~、そうなんですか。
田舎の方ではどうか知りませんが、
都会の図書館には、DVDの貸し出しコーナーがあってビックリしました。
ぜったい自分じゃ買わないような、
世界の観光地巡りとか、落語とかバレエとか・・・
図書館も進化していますねー。
返却すると、アルコールでさっとひとふきしますしね。
司書さんたち、いろいろな仕事が多くて大変そうだといつも思ってます。
わたし、潔癖症というのじゃないんですけど、
お借りした本の中に、お菓子の屑や書き込みがあると、もうダメなんです。
気が散ってしまう。
以前は、一日に一冊を読んでいたので、1年で365冊、学生時代ですでに1万冊の蔵書がありましたから、
結婚した当時は、2階の床を本の重みでぶち抜いてしまいました。
今は、インターネットがあるので、本屋にも行かなくなりました。
やっと、モンゴルで学んだことが実践できるようになったようです(チョと違うか)
思えば今話題の「ミニマムな暮らし」の原点ですね。
ホウロウの大きい洗面器が一つ、顔を洗うのはもちろん、鍋にまでするという考え方、
「できるんだーっ!」という大きな衝撃でした。
それでも、部族の尊厳というところでは、
物凄いプライドだったのに、また驚きました。
正しい誇り・尊厳というものは、持たなければならないものですねえ。
だから図書館で借りまくります。よほど気にいったものは
買いますけど、そうでなかったらお金と空間が無駄ですしねー。
現地の生活って楽しいですよね。わたしはそんなに海外の経験はないですが
違う国と言うのは、空気から違う気がします。子育てで2回、第一秘書と第二秘書を
つれて海外に行ったのが、子どもたちにしてやった事で一番の事だったと
思ってます(本人たちはどう思ってるか知らないけど(笑)
知っていればいい、と言われてから、それもそうだな、と思い、とりあえず図書館で本を読んでますが、
頭に入っているかどうかは???
ただ、おぼろげに知識としては入っているので、思っても居ない頃に、ふと頭に浮かぶことはあります。
話が長くなりましたが、馬に乗せれるだけの荷物が財産、って素敵ですね。
モノはありすぎても不便だったりするし、なんてったって潔い考え方だわ。