カメ、受難。
- カテゴリ:ペット/動物
- 2015/12/12 18:15:20
昨日の暴風雨は、わたしんちを含む400世帯の停電を引き起こしましたが、
予期せぬ災害に苦労したのは、人間ばかりではないようです。
今日、大阪府最南端の漁業組合の組合長さんから電話があり、
「カメ、助けたってくれ」と依頼を受けました。
カメ、助ける?
ウミガメが迷い込んだのか?!と思ったのもつかの間、
「淡水のカメ、池、沼、川におるヤツ」と言うではありませんか。
なぜ、それが漁業組合に?はて?合点がいきません。
「カメぇ?」なんで?と思いながら、漁港(もちろん海)に向かうと、
氾濫した河川から流出したと思われる漂着ゴミが、
小さな入り江をすっかり覆っていました。
おもに木材片となっていますが、数十トンはあるでしょう。
組合長が「カメぇ、おるやろっ!」ッと言うので、
その数十トンの木っ端をよく見てみましたら・・・
なーにーっこれっ!
カメです。
いるわ、いるわ。
漂着した木屑の中に埋もれながら、
わじゃわじゃ動くものがいるのです。
カメです。
100匹は、いたらしいですが、
わたしたちが駆け付けたときは、
もうかなりの数が海水に飲まれて死んでいたようです。
取りあえず外来種の「ミシシッピアカミミガメ」でないのを確認し、
20匹ほどレスキューして、和歌山県立自然博物館へ搬送しました。
珍しい「イシガメ」が3匹入っていたので喜ばれました。
あとは、ざっくり「クサガメ」でした。
え~。濁流にのまれて木っ端に揉まれて、
固い甲羅もところどころ傷があり、
中には、甲羅が欠損してしまった個体もいましたが、
良かったね。
この20匹は、奇跡の救出劇で助かったのですから。
「ミシシッピアカミミガメ」でなくて良かったわ。
あれだったら、即座に殺さないといけないんだもの。
気が重い仕事になるところでした。
博物館を往復して、漁業長に事態の報告をしたところ・・・
「あのなー、あと100匹ほど、袋に入れて回収しとるからなー」
おい・・・
モノには限度と言うものがあるのですよ・・・組合長殿。
仕方ない、
明日、「イシガメ」だけ選別して、
あとはどっか・・・海に捨てに行こうか。
恐ろしい魂胆で、しゃーない明日は回収に行くか。
さて、カメは助かるのでしょーか。
海の藻屑となるのでしょーか。
そういう世界があることを知って良かったです
っていうかカメ100匹って・・・(゚ω゚;)。o
はなこさま、ありがとうございます。
きっとガメラ神のご加護があるでしょう。
キャンプ地でたくさん生きられるところがあったらよかったのになぁ。
近くに小魚や水棲昆虫がいっぱいいるような湖沼があったらよかったのに。
なんだかとても親近感が・・・
いいじゃんたまには限度なんてなくたってwww
うじゃうじゃ動くひしめくカメたち・・・想像するもコワイ絵です(^~^;)
大雨が降ると、大和郡山の金魚ちゃんが大量に道路に溢れ出すと言うのは奈良で「あるある」な話ですが。カメ、受難でしたね。
うーーむ、スゴイ水の量でどばーーっと海まで
流されちゃったんでしょうかね、在来種の淡水のカメ。
クサガメはどっかの池にでも・・・。そろそろ冬眠の時期だと思うし♪