世界遺産とかかあ天下
- カテゴリ:日記
- 2015/11/27 02:11:23
赤城おろしがびゅんびゅん吹く日は、ついついこんなフレーズを思い出す。
上州名物、かかあ天下と空っ風
本当に空っ風がつよいのは確かなのだが
かかあ天下とは・・・。
これについては実は、あの群馬の誇る世界遺産『富岡製糸場』も
無関係ではないというのだ。
富岡に代表されるように、古来より
群馬県では,養蚕織物業が盛んであった。
この養蚕、織物
カイコを育てるのも、糸を紡ぐのも、機を織るのも
殆どが女性のお仕事だったのです。
その結果として,女性でありながら
他では考えられないような給金を得ていたのです。
また国定忠治に代表されるように
古くから博徒の多い土地
母ちゃんのお金で博打をしていては頭が上がらないのも
仕方のないことかもしれませんw
さて、ここまで読んで疑問符が浮かんだあなたはなかなかに鋭い。
上州名物といわれる、かかあ天下のかかあは
上州人ではない可能性が高いのである。
なぜならこうした紡績の仕事に従事していたのは現地の人ばかりではなく
東北を始め色々なところからきた人が大勢をしめていたのだ。
これは、昭和に入っても続いており
ウチの父親も、ナンパしに行っていたと聞きましたw
東北の女性は、酒がめっぽう強かったといってましたが
いまでもそうなんですかね?
この酒が強いってのも、頭が上がらない要員なのかな~とも思いましたね。
さて、そろそろ話をまとめることとしましょう
上州名物、かかあ天下は
養蚕織物工業の賜物であり
群馬だけでなく他県のしっかりした女性たちが築き上げた
この土地にマッチングした生活様式であった。
ということのようです。
今日も空っ風が身にしみるな・・・。
世界遺産が、かかあ天下の元になっていようとは、なかなか知られてないかもしれません。
まあ、しっかりした女性が多い土地なんでしょうかね。
そんな背景があったんですね^^