私の青春時代の「山小屋生活」 その1?
- カテゴリ:20代
- 2015/11/22 16:13:06
私の若かりし頃、山小屋での生活を何回かに分けて?投稿します?
(根性ないから、途中で終わっちゃうかも…。)
私の山小屋の生活の始まりは、高校生時代、悪友に誘われ、夏休みに後立山連峰の山小屋にバイトしたことに始まります。
その時は、あまり考えてなく軽く「いいよぉ~!」と返事。山登りが好きだし、山だから暑い夏を避けて涼しいから、いいなぁ~!(もう、この頃から暑がりです。)と考えてました。
働き出すと、これまた大変な仕事…。朝早く5時起床~夜9時就寝、みっちり働きました。(勿論、休憩時間はありますが…。)
長野県は中学校で集団登山があり、中学生が安全に登る為に誘導もしました…。
まあ、体力が第一のお仕事でした。が、その忙しい中、夜には美しい星空に感動しました。
「あれ?星が動いている!?」と、人工衛星が星々の海を渡っていくの見て、疲れが癒されました。(星好きが始まったのは、ここが原点。)
バイト最終日に、山小屋で働いていた先輩に、秋の連休も忙しいから、手伝いに来てくれないかな?と誘われ、またまた、約束してしまいました。
バイトに勤しんだお陰で、夏休みの宿題は、全滅…。先生にこっぴどく怒られました…。
で、懲りもせず、ちょっと学校もサボり、連休に山小屋へ…。忙しいと言ってましたが、夏の間の鬼の様な忙しさはなく、ややノンボリ出来ました。
そして、素晴らしい紅葉…。(その年は10年に一度の素晴らしい紅葉だそうです。)完全に打ちのまされました。
『山小屋で働きたい』と。
高校卒業後、その後立山連峰の山小屋で、働き始めました。バイトの時とは違い、しっかり、ちゃんと仕事をしないと、やり直しどころか、命にも関わる事も…。
男も女もありません。小屋掛け(組立式の小屋・風呂場(従業員用)とか、倉庫の補助施設)も手伝いました。
夏は、相変わらず忙しいのですが、春・秋はものすごくのんびりして、剱岳を眺めたりしました。
時折、食料が足りなくなり、隣の系列の山小屋から10キロ位の食料を背負い、お散歩がてらの歩荷(ぼっか)もしました。
イワヒバリも飛んできて、お菓子の欠片をついばみ、好奇心旺盛なオコジョも顔をのぞかせました。
参考までに、「北八ヶ岳 高見石小屋 ☆ランプと星空の山小屋☆」ですが、ご覧下さい。
https://youtu.be/aekV8NvhxEg
秋、風呂場の小屋を早くに解体してしまして、お風呂に入れなくなり、天気も良いからと、半地下の倉庫から、風呂桶を引っ張り出し、
北アルプス・剱岳を眺めながらの風呂。 |_(´▽`)♪_| 最高の思い出です。(ん?温泉じゃないけど、この体験が温泉好きの原因かな?)
たぶん、この体験だけは、普通の人には絶対に無理でしょうね。
営業・生活の為の電気・ガス・水・食料は、どうしていたかと言うと、北アルプスの山小屋の殆どの山小屋は、ヘリコによる物資の輸送に頼ってます。
参考までに、「北アルプス燕山荘荷揚ヘリの急降下」をご覧下さい。
https://youtu.be/-z0TqiAEA2Q
(ちなみに、動画の中の荷物の切り離し後の急旋回・急降下はヘリコの燃料節約のためです。乱気流の激しい山では、物凄い高等テクニックです。初めて見たときは墜落したかと思いました。)
つまり、電気は発電機によって、発電。その燃料・ガス・食料はヘリコで・・・。
新田次郎氏の小説「強力伝」の様な、100kgを超える荷物を背負う事は、昔話になってしまいました。
ただ今でも、悪天によるヘリコの荷揚げが出来ない時に、30kg位の食料は背負って登る事がありますし、
入山者の少ない、甲信越・東北の山小屋とか、環境配慮する尾瀬の山小屋などは、今でも歩荷(ぼっか)で、物資を運んでます。
水は、近くの沢からポンプアップで、大きな水槽に貯めて使いますね。
その水揚げの日、沢を下って鬱蒼な森に入ると、神々しい気に触れたような気がしました。
例えるなら、アイヌ民族が全てにおいて、神を感じる。もっと具体的に言えば、「もののけ姫」の世界観です。
今年の7月の私のブログ「私は驚いた!」「西伊豆の感電事故に物申す」で、怒った理由は、この体験もあるのです。
今回は、これまで!次に続く!かな?
次回 楽しみにしています!
自分の起点は何かなって考えた。
すごいや
山小屋に泊まるときって
すべてに感動する
その感動は、自分の生活力が追い付いていけないと思う気持ちを大きくして
山で暮らす人たちに「神々しさ」を感じてしまうんだ
自然の中で生活する人は
からだのなかに自然と共存する魂が光りだすんだと思う
「もののけ姫」の世界観を行動に移す
それはわたしにとって
「わたし」の次元を超える冒険だ
今度は山小屋バイトの一日をもう少し細かく書いていただけると嬉しいです。
個人的には皆どこで寝て、どの時間でごはんを食べ、早朝の皆の
お弁当を作っているのか、お風呂はどうしているのかなんか気になります。
食べ物と同じで最初の経験がすばらしいものだと、後々まで残りますね。
その後、さほど美味しくないと思っても、「うん!これも有りだな」と思えますよね。
私の星空好きの原点は2001年のあの夜です^^
この頃今のかをるさんがほぼ出来あがったんやねw
とても読み応えがありました。
読んでいるだけで、すごく厳しい生活だったことが伺えますが、それに勝る
素晴らしい体験ができる場所だったんですね。
最初に誘ってくれた悪友さんに、感謝ですね^^
次回も楽しみにしてます。
昔東北を一人旅した時に・・
黒湯という山のてっぺんの温泉場に泊まりました・・。
そこも・・自家発電で・・。
星が降るって・・本当にあるのだと・・。
きっと・・もっと凄い星空だったんでしょう(○ゝω・)b⌒☆NE!
やはりその旅で・・出羽山の神殿に行った時帰りは・・杉参道を降りてきました・・。
天を衝く杉に・・昼間でも薄暗く・・人は通らず・・
雪も音を吸収しますが・・森も音を吸収するのです(○ゝω・)b⌒☆NE!
動物なのか・・得体の知らない・・叫び声だけが聞こえ・・怖かった・・。
大変な仕事でしょうが・・好きな仕事が出来るというのは・・
幸せな事と思っております・・♪
登山と星観察と温泉好きと自転車、かをる元気さんの原点があるのですね。