Nicotto Town


たすくすくすのお部屋


週末の予定

ここ一カ月、金曜日の予定は決まっている。


仕事を定時で切り上げ、ダッシュで帰宅。
少し回復した母が用意してくれた夕食を食べながら
母と家事をチェンジし、母には休んでもらう。

おばあちゃんの薬や着替えの手伝いをしながら、
洗濯機を回し、洗濯物を干し、
その後、自分の事をしてから家を出る。

レキの時と同じ。
違うことは今はレキではなく、
7匹のー猫達が待っている事。



事の始まりは9月。
レキの事で大変お世話になった
このみ嬢が、ご主人の都合で2カ月タイに行く事になったと
友人から聞いた。

その間猫達のお世話係りに選ばれたのが、
私と他に2人の友人。

私としては、1人じゃないから負担も軽いし
何よりレキの時の恩返しが出来るならと引き受けた。

が…、
『説明をするから、みんなでお昼一緒にしましょう』
と言われて行った、このみ嬢のおうち。

そこで新事実発覚。
猫の数7匹。

さらに、今回お世話することになってる他の二人は、
猫はおろか、生き物自体を飼ったことが無いらしい…。
一抹の不安。

っていうか、よく引き受けたと思う(^_^;)

『大丈夫、大丈夫。』
と、軽やかに笑うこのみ嬢の隣で、ご主人が
『簡単な事じゃないのに…すみません。本当にすみません。』
と神妙な顔つきで頭を下げる。

人は自分が出来る事は、ごくごく普通と考えてしまう。
だから、自分にとって簡単な事は誰にとっても簡単で
負担にはならないと思ってしまう。

ちなみにこのみ嬢、とっても良い人。
困ってる人には、ごく自然に助けを差し伸べるし、
動物に対しても愛情深い。

特に捨てられた猫を放っておけず、
他の人が見つけた猫でも自宅に連れ帰り、
世話をしながら里親を捜すし、
ノラの子も捕獲して、これ以上不幸な猫が増えない様にと
ノラ猫の避妊のボランティアをしている獣医さんに連れて行き
自費で避妊手術を受けさせる事もしばしば。

そんな彼女だからこそ、
レキの事でも信頼できる獣医を紹介してくれて、
病院まで車で何度も送ってくれたし、
『大袋の方が絶対に得だから』
と7キロのドックフードを、無くなる度に嫌な顔一つせずに買って来てくれた。
本当に良い人で、パワフルな彼女。

なので彼女にとっては今回のことは、簡単な部類なのだと思う。

私にしても、1人じゃなく分担制だし
散歩が無くて、ご飯とトイレの世話だけだし
まあ、やれる範囲だと思ってた。

ら…

お預かりのニャンコの一匹(唯一の男の子)が、
15才とちょっぴりご高齢。
さらに歯が悪く、ご飯は夜に缶詰を他の子に取られないように
別であげて欲しいとの事。

そして、トイレの数10個、
餌場の数3カ所。

複数飼いはやはり大変だ。



でもまあ、何とかなるだろうと軽く考えていたら,
母が倒れた。

これでは猫どころない。

でも、母が倒れたのが彼女達の出国2日前。

今更、他の人を当たってもらう時間はなかったらしく
このみ嬢には
『落ち着いてからで良いから、お願い』
と言われ、他の人二人も
『何とかするから、家が落ち着いたら手伝って』
と言われた。

しかし、2週間経ったくらいで
一匹が血尿をしているかもと、
世話をしている一人からヘルプのメール。

連絡を受けて慌てて仕事終わりに寄ると、
確かにピンクのオシッコが…。

急ぎタイのこのみ嬢に連絡してみると、
以前、膀胱炎を患った子がいるとの事。
チェックしてみると今回もまさにその子。

予備で置いていた粉薬を飲ませてやって欲しい
との事だけど…

猫に粉薬って、どうやってあげるの??

以前私が飼っていたのは犬だし、
さらにあげていた薬は錠剤ばかりで
粉薬は全く初めて。

ネットで調べて、
少量の水に溶かし注射であげるとわかる。
投薬は、朝夕二回。

でも丁度その頃、私も熱を出しダウンしてしまう。

家の事もままならず、
他の二人に投薬をお願いするしかなく、経つこと数日。

ふと気になり、薬の事をメールで聞いてみたら…
『抱っこ出来ないので、あれからあげれてません』
…何ですと!?(゚o゚;;

動物飼ったことがない人にとって、触ること
ましてや、嫌がるコをなだめながら抱っこして投薬する事は
かなりハードが高かったらしい。

かくして、預かりものの大事な大事なニャンコの為に、
投薬のみに通う事に…(^_^;)

でもその甲斐あって、膀胱炎は一週間程で完治。
良かった〜!!

で、今後のこともあるので、
その原因をネットで調べてみたら…ストレスがあげられてた。

その子はすっごく甘えん坊な子だったので、
ご主人がいなくて、血尿出るほど寂しかったのかと思うと、
もう本当に不憫で…T^T

他の子達も、最初は普通だったけど
時経つうちに、寂しさ爆発で
我先にとスリ寄ってくる。

基本、孤独に耐性がある猫達。
そんな子達でさえも寂しくて仕方がないのだと思うと、
可愛そうになる。

言葉を理解出来ない彼ら達は、
なぜ飼い主がいないのかも分かるはずもなく、
ただただ玄関に勢ぞろいして待っていたり、
飼い主の姿を探すように、ベランダや押入れを覗く姿がいじらしい。

生き物にはやはり愛情が必要だと思う。

そう思うと、最初の頃より我が家も落ち着いたので
週末には彼ら達の元へと通う。

飼い主の愛に比べれば、大した愛じゃないかもだけど
人気(ひとけ)のない家よりは、ちょっとはマシかな?と…

一カ月遅れての参加なので、
過ごしたのはあまりたくさんの時間ではないけれど、
最近では、寝室に乗り込んで来る強者もチラホラ。

帰国は11日。

彼ら達と過ごす週末の夜も、あと一回。

寂しいなと思う反面、
何よりも大好きなご主人の帰宅の方が
嬉しいだろうなとも思う。

今の目標は、
彼らを無事にこのみ嬢に引き渡すこと。

あと少し、頑張ります。

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2015/11/09 12:27
猫のお世話お疲れ様ですか<(_ _)>
15歳とはかなり高齢の猫ですね(゚д゚; )
7匹の猫は大事に育てられているんですね(^^)
ご帰国まで、あと2日・・無事に引き渡せるといいですね(^^;




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