脳活『為ブログ』273
- カテゴリ:日記
- 2015/10/29 12:05:42
不思議な涙。
独立し二か月くらい何の注文もなく、今から思うと何を考えていたのか、
三十年も前のことだから何も思い出されない。ただ、某銀行に当座預金の
口座を開設をしたいと申し入れたところ、取引の実績がありませんので、
当座預金の口座は開設できませんと断られた。
次に、じっとしていても仕方がないからチラシを印刷して自分で配布を
始めた。今でいうポスティングというやつだ。これを契機に私は自分で約
1万枚ほど1年かけて配布するようになった。仕事の合間に出かけるので
土日は休まず出勤して自転車でチラシを配って歩いた。
この行動でチラシ配布の効果は千分の一位だと判明した。千枚配って1件
の問い合わせがあるということだ。もっとも、チラシの内容にもよるだろう
が、私の経験から自分の作ったチラシの効果は、こんなものであった。10万
単位でチラシは配布しないと効果らしいものは出てこないのかもしれない。
広告関係の友人から「チラシはゴミをまくようなものだね」と皮肉られた
が、根気よく続けた。自転車のタイヤに穴を空けられたり、マンションの
ベランダから布団が落下してきたり、配布している内に方角を見失って、
自転車を置いていた場所が分からなくなって、1時間近く探し回ったことも
あった。チラシを自転車の前籠に入れて目的の場所に向かう時に涙が出て
仕方がなかった。なぜ、涙が出てくるのか、よくわからなかったが、ある意味、
自分がこんな千分の一位の効果を求めて、チラシを配布しているのが悲しかった
のかもしれない。会社を閉鎖してから不思議な涙は出なくなった。
理由がわからないのに涙が出てくることってありますよね。
もしかしたら、その時の気持ちってみんな同じものがあるのかもしれません。
秋も、最近は「晩秋」という感じになってきました。
帰り道、秋の虫さんの声が響いています。
朝起きるときはまだ暗いし、帰りももうすっかり陽が落ちているので、紅葉がどのくらい色づいているのかわかりません(>_<)
今年はせめて秋刀魚とか、いただいてみたいな。
10月ももう終わりなんですね。
余計だが、私の亡き父は、こういう、ことを、知ってて、全否定する奴でした。「同志社経済学部」。