TPPとTTIP
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- 2015/10/25 23:12:50
今、世界は二つの巨大なグループに分かれようとしている。
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とTTIP(環大西洋貿易投資連携協定)だ。
TPPだけで世界経済のおよそ40%を占める巨大な自由貿易圏の誕生することになる。
二つ合わせれば世界経済の半分以上を占める。
この二つの巨大なブロック経済が、世界の根幹を変える。
どちらにも入っていない国は没落することになるだろう。
狙いは、ルールを守れない国を締め出すこと。
つまりは、世界経済から中国の締め出し、その力をそぐこと。
本当はWTOが中国にルールを守らせる役目をするはずだったのだが、全くその意味をなさなかった。
結果、ルールを守らない中国の独り勝ちに・・・。
この状況を打破することが目的。
重要なのは、世界のほとんどの富が集中しているアメリカとの交渉だったが、ありえない譲歩を引き出した。
アメリカが他の国々とFTAなどを結んだ内容と比べると信じられないことだ。
甘利大臣が髪の色の変化見れば相当厳しい交渉だったということが容易に想像できる。
すでにアメリカとFTAなどを結んでいたカナダやメキシコがTPPに参加したのは、一対一ではアメリカにやられても集団ならアメリカから譲歩を引き出せると思ってのことだったのだろう。
見事その通りになった。
だから、アメリカと酷いFTAを結んだ韓国などは、内容を見て急に参加したいと言い出した。
農業に関して不安に感じている人がいるらしいが、現状ですでに中国産の安い野菜などが輸入されているわけで、TPPが締結されればそれがTPP加盟国のものに変わるだけ。
遺伝子組み換えの問題はあるけど、毒入り中国産や大腸菌入り韓国産を食べるよりまし。
そもそも、日本人が国産以外の米や野菜を好き好んで食べるとは思えない。
騒いでいる人たちは、補助金目的ではないのかと疑ってしまう。
怖いのは経済以外に及ぶこと。
ISD条項とラチェット条項は怖いが、それを上回る利益があると思う。
ただ、金融と保険は始まってみないと分からない・・・。
あと、オタクとしては著作権の問題が心配だったが、2次創作は制限されず、制限されるのは海賊版のみに限定されるらしい。
と言っても、締結されるかどうかはアメリカの議会次第なんですけどね^^;
承認されなかったらどうなるんだろう・・・。
あと、次の大統領に親中派のヒラリーさんが選ばれると・・・。
(●)(●)
( ~ )<中国はかなりアメリカの議会に圧力(お金など)をかけているらしいケロ
( m m )
着々と「経済中国包囲網」が出来つつありますが、
現状では・完全に「脱・中国」ができるかどうかですよね 。
中国を完全に孤立させるには、戦前の日本がやられた
「ABCD包囲網」みたいな事をしなきゃならないと思います。
(彼らが武力に訴えて暴発する危険もありますが・・・)
日本の農業は、ブランド化と集約化とが必要不可欠かと。
あと、「安全安心のアピール」も大切ですね。
そうすれば、発効後もかえって需要が高まって
生き残れるでしょうから。
国際連盟とか。
今回はさてどうなりますか。
交渉の性質上、一回ぶち壊したら関係国に強く出られなくなるデメリットもあるわけですが。
アメリカの中国に対する好き嫌いは好みの問題ではなくアプローチの違いのようにも思います。
進出するのは決定事項だけど、どんな形かは議論があるという。
でも形によって日本の扱いが変わるのですから「どうでもいい」にはならないですね。