追悼山崎豊子展に行ってきちゃいました
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/10/04 23:32:05
先日のお墓参りのチャリンコ70キロ制覇で、味をしめて、
「追悼山崎豊子展」に行っちゃいました。(今回は74キロでした)
明日で、東京での開催最終日となる中、大勢の人が訪れていました。
展示の前半は、初期の作品群の資料・先生(山崎豊子さん)の生まれ故郷の大阪・船場の地図、先生の生家の模型でした。
先生の初期の作品は読んだ事がなかったので、ややスルー気味に通過。(それでも、30分程はかかった。その中で、さっさと通り過ぎる人々が…。← 何しに来たの?ってな感じでした)
で、後半は「戦争三部作」と言われる「不毛地帯」(不読)「二つの祖国」「大地の子」(ドラマも観て、『「大地の子」と私』も読みました。←「大地の子」が読み終わったら、続けて読む事をオススメします。)の膨大な資料群…。
特に私は「大地の子」の思い入れが強く、涙目で展示物を見てました。
進歩派・親日派・チベット解放政策を採り、民主主義・学生運動にも一定の理解を示していた、胡耀邦(元)総書記に、
(彼の失脚後は、全てにおいて後退し、中国は暗黒時代へ戻った気がします。)
中南海に先生が招かれ、取材協力の約束を取り付けました。
その後、小説は完成しましたが、胡耀邦氏は亡くなっており、先生は恩人(胡耀邦氏)へのせめての手向けとし、
墓碑に「大地の子」三巻を献じ、心から謝しました。そんな経緯を知ってましたから…。
(このブログを投稿するにあたり、調べた所、在任当時の中曽根康弘首相のエピソードがありました。「1983年11月に訪日、中曽根康弘首相と首脳会談。(中略)なお、中曽根が1985年に靖国神社を公式参拝した後、その翌年から靖国参拝を取り止めた理由を、「(私の靖国参拝によって)親日派である胡耀邦が中国共産党内の批判にさらされて失脚する可能性があったからだ。それはどうしても困ることだったから」と述べている。BIGLOBE百科事典より~ 当時、最右翼と言われていた中曽根康弘首相も、そんな行動をとったんですね。安倍晋三クンも見習って貰いたい。中国だけにではなく、和平を願うなら全世界に対して行動して貰いたい!)
「大地の子」を読む時間が無い!のであれば、NHKドラマを見る事をオススメします。けど、レンタルビデオ屋さんには、置いてないんだよなぁ~!
「戦争三部作」に続き、「社会派大作」の「白い巨塔」(未読)「華麗なる一族」(未読)「沈まぬ太陽」「運命の人」(未読・読みたい)の展示物。
多分、普通の人は近々で映画にもなった「沈まぬ太陽」の展示物がやや少ない事に、ガッカリしたのでは?
日航機墜落の品々を展示するのは、先生の本意ではないですね?綴ったのは人々の想いなんですから・・・。
最後に、先生の遺作となってしまった「約束の海」(未読・絶対に読む)のコーナー。
もう、取材をし資料を揃え、あらすじまで、出来ていたんですね。驚きでした…。
是非とも、全巻読みたかったなぁ~!
(あまり、詳しく書くと営業妨害になるからね?)
まさに、取材の鬼!あれだけの資料の整理だけでも寝る暇がなくなってしまいそう…。
で!出口を出ると、そこは百貨店!先生の作品・関連本を売ってました。さすが!
私は「山崎豊子 スペシャルガイドブック」と「山崎豊子先生の素顔」を買いました…。
で!更に!先生のご実家の「小倉屋山本」の商品まで、売ってました。パンフのオススメは「いそ菊」塩昆布でした。
(気がついたら、滞在時間、2時間半超え…。)
あ!帰り道もチャリンコだった…。
追伸 10月14日より横浜・高島屋で開催されます。興味のある方は是非!
作品で印象的なのは 映画でみた 「沈まぬ太陽」かな、、
沈まぬ太陽映画化になったときに・・TVで山崎豊子さんの特番をやってたことが・・多分・・。
記憶違いかも・・。
それで・・記者さんだったことも有って・・取材に時間をかける人だったと・・。
自転車で・・Σ(`・ω・屮)屮ゑゑゑゑ!!!
でも・・言ったかいがあったようで・・良かった(uдu*)σσ・‥…━━━★DЁSЦ
ヾ(o^▽^o)ノあはは♪
オイラは文学疎いので白い巨塔しか知らず(しかもドラマ見w
でも、74キロすごいね~。
車で、往復50キロでも面倒なんですけど…(;´∀`)