月の話 (4)
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/09/12 00:43:53
ややマイナーな話が続いたので、今回はメジャー所を・・・。みんな大好きギリシャ神話です。
月と狩猟の女神アルテミス。彼女はオリオンに恋をした。
アルテミスは清純無垢な、処女性のシンボル。双子の兄である太陽神アポロンは、その妹がプレイボーイのオリオンと恋仲になるのに大反対であった。
そこで二人の仲を引き裂くためにアポロンは考えた。
ある日、川を渡っているオリオンを見かけたアポロンは、彼に向けて日の光を当て、黄金色に輝くその姿を遠くからアルテミスに見せてこういった。
「おまえは弓が上手だといっても、あそこを渡っていくシカを射ることはまさかできないだろう」
それを聞いたアルテミスは
「兄さん、私を馬鹿にしないで頂戴」
と、弓を取り出し、ひょうと矢を射ってしまった。矢は見事に命中し、黄金色に光る鹿は川の中に姿を消してしまったのである。
川岸に打ち上げられたオリオンを見たアルテミスはたいそう驚き、嘆き悲しんだ。
泣き叫ぶ妹にアポロンは、オリオンとの恋は許されるものではない、女神としての自覚を持て、と言って諭す。
ようやく落ち着きを取り戻したアルテミスは兄アポロンに言った。
「オリオンに出来るだけ立派な場所を与えてやってください。 そして、私の通り道からあまり遠くないところに・・・。」
銀の馬車に乗って通り過ぎていく月の女神のかたわらには、三つ星の帯を締め、ライオンの毛皮の楯を左手に、棍棒を右手に掲げ持つオリオンの雄姿が見られる。
冬の夜空に輝くオリオン座と月の美しくも悲しい物語。
そうですね、昔の人の想像力には頭が下がる想いです。こんなステキな話を星の光から生み出すとは。
他に娯楽があまりなかった時代だからこそなのかもしれませんね。
意外と、しらべ始めるとハマリそうな気がしますよ。わりと凝り性な気がしますから。
北斗の拳はよく読んでいますw
オリオン座は、三連星ですぐにわかりますね。星座盤なんかで調べてみるとなかなか面白いですよ。
そうですね父親に似たような感情かもしれませんね、でも殺させるのはねぇ・・・。
アポロンにも彼なりの正義が合ったんでしょうね。
妹に変な虫が付かないようになんでしょうが、殺させるのは明らかにやりすぎなような気がします。
神話は悲しい物語が多いですね。アルテミスはアポロンと絶交しそうですが・・・。
こんな風にまとまるのはやはり神ゆえでしょうか?
(あ、北斗七星も一応わかるかな?)
死兆星は見えません。
オリオン座だけは唯一分かりますφ(..)メモメモ
妹を思う兄の気持ちって父親にも似た感情なんでしょうか?
切ないお話が多いですね(ノд・。) グスン
アポロンが嫌いになりそうです。
自分が射抜いてしまったなんてなおさら悲しい・・・