正しい借金のしかた。
- カテゴリ:人生
- 2015/09/11 19:11:58
鈴ちゃんの娘ちゃん、やっと就職が決まりました。
ああ、良かった~ぁ、
ほっとしました。
今年30の大台に乗るというのに、
去年の暮れに、突然、仕事を辞めてしまい、
あれこれ就活はしていましたが、なかなか決定せず、
一人暮らしの生活費が底をつき、
「はなちゃんファイナンス」というマチ金にまで手を出していたのです。
いやあ、一応、鈴ちゃんの娘ちゃんなのでね、
「はなちゃんファイナンス」も、そうキツイことも言えず、
「毎月1万円づつ、返しなさいよ」とちゃんと借用書はとってあるんですがね。
まあ、今度のお給料をいただけるまでの分、
「追加融資をお願いします。」と言ってきました。
しゃーないか。
追加融資決定。
とりあえず、就職も決まったので、返済能力ありとみなしましょう。
実は、この「追加融資」の件では、
鈴ちゃんと、ちょっとケンカになりました。
父親というのは、甘いもので、
まだお金が足りないと言ってこないうちから、
「今月分、足らんのとちゃうか、貸してやるから来いよ。」って、バカたれ。
借金を申し込むというのは、それ相応に力というのが必要なんです。
「あのう、恥ずかしいんですが、どうしても今月、お金が足りません」という言葉は、
本人が、恥を忍んでお願いして、
初めてお金の尊さというのを思い知るものだと考えています。
それを、本人が言う前から、「貸してやるから」と安易にいうのは、
せっかくの教育の機会というのを、剥奪するようなものです。
それに、娘ちゃんは,先回の約束の一つ、
「クレジットカードは使わない」を破って、
友達の誕生日のプレゼントを、カードで買っていました。
これは、いけません。
お金がないと「3かく」、
「義理を欠く」「礼を欠く」「人情を欠く」といい、この「3欠く」を経験するものです。
お金もない分際で、「プレゼント」を買う。
これはなんとフテイ態度なのでしょう。
「お誕生日、おめでとう。でも、ごめんなさい、プレゼントを買うお金がなかったの」と言って、
壊れてしまうような友情なら、ましてやそれに高額商品を差し上げるまでもありません。
この点も、娘ちゃんにはくぎを刺さないといけないところなのに!
「それを、なぜ、ちゃんと教えないのか」というわたしに、
なんと鈴ちゃんは「守銭奴!」と呼ばわったのであります。
お察しの通り。
「はなちゃんファイナンス」を「守銭奴」呼ばわりするとは、
これは、到底許されることではありませんね。
父親の甘さが、うっかり口を滑らせたとは言え、
言っていいことと、悪いことがあります。
さあて、やにわに登場するのは、「ブラックはなこさん」、
これは、恐いよ~♪
鈴ちゃんは、この後、5時間か6時間にわたって、コテンパンにやっつけられました。
ふん。
そして、ケンカは一向に収まる気配はなく、
「もとはといえば、このバカ娘がーっ!」と、
わたしは、娘ちゃんに電話して、洗いざらいをぶちまけたのでありました。
うん、これが効いたのね。
娘ちゃんは、「わたしのせいです、ごめんなさい、ごめんなさい」と、
「はなちゃんは、悪くないです、守銭奴じゃないです。」
「お父さん、はなちゃんに謝ってください」って一生懸命、懇願していました。
「お金がない。」
ということは、いっぱいいやな経験をしなくちゃいけないものなのです。
我慢もしなければなりません。
夫婦喧嘩も、お金がもとで起きることが多々あります。
金の切れ目が、縁の切れ目という言葉もあります。
娘ちゃんの借金が引き金になって、わたしとお父さんがケンカしたという事態に、
とても責任を感じてくれたんでしょうね。
娘ちゃんは、泣きながら、謝っていました。
そこまで、泣かせるつもりはなかったのですが・・・、ごめんね。
まあ、今度ばかりは、かなり効き目はあったようです。
鈴ちゃんも。(上握り、大トロ食い放題を奢ってもらいました)
な、言葉と借金には、気をつけようね。
恐いですよ。
カードも作らない方がいいんですが、通販が…通販がいけないんです。
やみきんの方々は返済出来なくなったヒトを密輸で買ったトラの餌にして
「こーいうのを見せた方が借金を作らない」とゆってましたねえ…
うちの主人もこんな感じで子供に甘いので その事でよく言い合いになったりします^^;
「ケチ」と言われようとも
間違った金銭感覚が身について人生を台無しにしてほしくないので
それを教えられるのはこの家で私一人と 時々非難も浴びつつも一人孤立しながら頑張ってマス。。。
なので はなこさんの考えにすごく共感出来ます
そんな親心をきちんと理解できる娘さんも 素直でいい子だと思います
この娘さん私の中で
また一段格が上がりました
(笑)
鈴ちゃん・・・はなこさんには敵いませんね!
けど、本音?で言い合えて、いい夫婦です
親子なればこそ、ついついっていうワナですねー。
わたくしも第二秘書に追加融資を最近したのでわかります。
その際に、親としては大変冷たいような文言で彼にいろいろと
要求をしなければ成りませんでした。ホント血も涙もないと端からは
おもわれそうな言い方をしなければならないのが辛くて。しかし「これはアナタへの投資だから」と
投資家モードに切り替えて、「投資家としての要求」をさせてもらいました。わたしにもいい経験でしたね。
「投資家」としての立場になったら、何を要求すべきか見えて来る。はなこさん、親とは辛いものです(笑)
借金が悪いんじゃなくて、返せなくなって不義理なのが悪い。
借金が恥ずかしいんじゃなくて、分不相応が恥ずかしい。
と、いうわけで うちの娘1号には
クレジットカード作りたかったら就職して、自分で稼いでからにしろ
と、言ったけれど
あと3年半 耐えられるのかなあ・・・。
お金がないとどんなに辛いかという経験を奪うのはダメです~
私は大学時代、大変苦学したのでいい経験でした~
でも運良く、高額アルバイトに就けたのですよね~
それも聖職です。
でもギリギリの生活でしたから、お金のありがたみは身にしみています~
はなこさんの完全勝利ですね~