ロゴは難しい。
- カテゴリ:日記
- 2015/09/10 13:35:15
今話題のオリンピックのロゴ。
職場でも持ちきりです。失われた費用など莫大ですしね。
皆あれはパクリだと口揃えて言ってます。
syoco的にはあのデザインはスマート・シンプルすぎて好みではないです。
それにカラーの問題も有り、エネルギーが感じられないし、エレメント全てのレイアウとに躍動感はまったく無し、ってこれって本当にオリンピックのロゴなの?
元気がないよ。
どこかのデパートの袋に印刷したらいいような感じのデザインよ。
アースカラーがおしゃれで都会的だしね。
あれだけパーツがシンプルならば、いっそビビッドトーンをもう一つもってきても良かったろうに。
で、劇場のロゴ、いいですね。
黒の丸で囲まれたスペース取りも良くて想像とか空想とか情緒感が有ります。
黒、というカラー自体の出す意味でも有ります。
形だけを見ればパクリともとれるけど、表現するところは違うのは明らか。
これは劇場のロゴにまあ・・右上に真円赤の丸を入れてみたらよく分かりますが、もし、それがオリンピックのロゴならば、まったくの駄作になるでしょう。
円を少し歪ませたらまあ・・入るかも。でもロゴの意味はなくなるでしょうが。
ロゴというのはバックグラウンドがすごく大切。コンセプトがとにかく大切なものでそれからデザインがスタートするからかなり気を入れて制作しなくてはいけません。
小さいながらも大きな仕事。ついでにロゴは縮小しても拡大しても両方に耐え得るデザインであることが前提です。
ロゴは色々なもの、看板やショップカードや、色々。変わったところではお店のマットとかも使用しますから、とにかく使用頻度の高いものがロゴ。
そんな色々なものに使用して使いやすいデザインである事が大切な事は分かり切っ事です。
で、ロゴのデザインは気を抜けない大仕事となるわけです。
syocoはイラストレーターだったので、フォントを軸にしたロゴの制作はあまり経験が有りません。
看板屋さんのロゴの制作くらいかしら・・・。
後はイラストを主体にしたロゴの制作がメインになります。
で、少し戻りパクリってね・・・・これって制作する側から見れば、おそらくは心外かも。
各パーツは取りたいとか思うかもしれないけど、パクるとは完成されたものを見る事になります。
この完成されたものを見るのが苦手なデザイナーは多いのではないかしら。
完成されたものからは何の想像も出来ないし、参考にはなっても真似るなんてすれば、完成度が低くなる可能性が大。自分の持っているイメージや想像力を拘束する事になります。
だから、それは出来ないと思う、何しろデザイナーさんにしろイラストレーターにしろ、真似るのは苦手な人間がほとんどだと思っているのです。
syocoは自分の描いたイラストを失敗してもう一度作り直しするとすごいストレス。自分の描いたイラストさえ真似るのが苦手なのにね。他人のものを真似るなんてそりゃ無理です。鬱陶しい。
プライドとかの問題ではなくて、真似るのが苦手なんです。この業界で仕事する連中はね。例外もいるかもですが。
真似て上達する事も有ります。技術の習得につながるから、例えば有名な画家の模写。技法を習得出来ます。
逆を言えば技術は真似て習得するのが一番かも。
それは自分の腕を磨くためにですね。
その磨いた腕を使い今度は自分の世界を表現する事、これが大切。
syocoはベーカリーレストランのロゴを制作した時、自分で墨汁に絵筆をつけて店の名前を描き、それをパソコンに取り込み、パスに変換し、修正して、イラストを入れて制作した事が有ります。
これはもう数年前の事です。
先日近所を自転車で呑気に走っているとふと目についたパン屋さんの看板。
自転車からずり落ちそうになりました。
少し遠くでしたので、文字は細かいところまではわかりませんでしたが、syocoのデザインしたロゴにそっくりでした。
イラストはなくて文字だけでした。頭はパニック。
冷静に考えると文字は自分で描いてフォントは利用してないから、オリジナルそのもの。
だからパクリとは絶対に言わせない。
という事はあちらがパクリか!!
小さい一軒家のパン屋さんですから、syocoがデザインした大きな規模のベーカリーレストランのロゴを少し真似たのが自然かも。
というか、テント屋さんに依頼した店が何も知らずに使っている可能性も。
テント屋がパクリしたのかもね。
というわけであまり深く追求はやめました。したところで今は仕方ないですし。
それにsyocoのイラストは自転車で20分も走ればいたるところにパクられて看板などに乗ってますし、そんなものよね、イラストレーターの版権なんてね。
根を上げた取引先はsyocoの大きなイラストなどを転用出来ないように「無断体裁禁止」の文字を入れてます。
おまけに、syocoの屋号を入れろと言うので、仕方なく入れてます。
これで多少状況が変わったようで、パクリは昔のものに限られてます。
syocoはパクリはあまり気にしません。パクるのはそれが良い作品だからです。
なんてね、能天気なsyocoなのです。
今はイラストの仕事はやめましたので注文はきませんが昔の名残が随所で見られて懐かしいと思うsyocoなのです。
フィッシングメールは気をつけないと怖いですね〜
随分前ですが、アップルIDのアカウントで引っかかりそうになったことがあります。
iTunesのアプリ開発用のアカウントで、個人情報に紐ついていなかったので速攻でアカウントやパスを変更したりしました。
5〜6年前ですがAdobeがハッキングされアカウントが漏れたとかで
Adobeから電話がありビックリしたことがありました。
電話の最中にパスの変更を云われ変更しました。その後ネットニュース等でも報道され
銀行でカードの情報も変えました。
後始末が大変でした。
古いタブレットなので、新しいのがほしいかなぁ〜とアマゾンで液晶タブレットを見ていたら
最近の液タブはペーパーライクな感触の透明シートがオプションで販売されていました。
ペンの替芯の消耗が早くなるようです。
Wacom以外の中華タブは金額が驚くほど安価ですがどうなんでしょう?
実機を触れる場所があったら試してみたいです。
私のiMacでは液タブだとサブモニター接続になるようで
モニター出力がUSB3.1Gen2なので変換アダプタ Type-C to HDMIが必要らしいです。
お絵かきソフトは無償の「krita」「SketchBook」を使用中ですが
水彩画のソフト「たやすいSketch」にも水ボカシがきれいで惹かれます。(2,440円)
「CLIP STUDIO PAINT EX 」も多機能で使いやすそうで悩み中です。(こちらは23,000円)
ご無沙汰していました。
私はワコムのタブレットでバンブーシリーズの最初のバージョンを再び使用をはじめました。
OSはmacOS Mojaveでタブレットのソフトは初期設定もまったく不可能ですが
認識はしてくれているようでイラストレーターとSketchBook(無償化されたフルバージョン)で使っています。
最初のペンタッチでペン先が滑って上手くかけないので
タブレットにトレペを貼って使っています。
アナログで絵を描いていた期間が長いので
まだまだ思うようにタブレットも描画ソフトも使いこなせなくて
試行錯誤の日々です。
ここには書きませんが
若いころ、グラフィック展とかJACA展、オブジェ展とか公募展に
出品していた時期があり
審査員は著名な美術家やイラストレーター、ファッションデザイナー、
グラフィックデザイナー美大の教授を兼任されている方、
芸術は爆発だ!の方、若くしてエイズで亡くなったアメリカのグラフィティアートの方等々
面白い時代でしたが
賞をもらう出品者の中に
「マチス風」「〇〇風」とかあって
それって、いいのかなぁ〜と思う出品者もいたりしました。
イラストレーションというよりは現代美術に近い表現だったと思います。
後に、ドイツで「多文化との遭遇展」をカッセル大学の教授が企画して
「オブジェTOKYO」グループとして
そこに出品したりしましたが
日本の作家の作品は系譜が断絶している。
だれが師匠かわからない。
いままでの作品の流れを説明できない。
日本のオリジナリティーは云々。。。
微妙な評価でした。
その頃
展覧会のパーティーで知り合ったベルギー人が
日本財団の援助で来日しているベルギー人の美術家と
訪ねてきたいとの事で、喜んで家に招待しました。
続きは、次回へ・・・
他の人が作ったので、桜の花をあしらったのがきれいだった。