Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


非日常をもとめて


続きがきになる…。
特に好きで、かっているのは
波津彬子「雨柳堂夢咄」
吉田秋生「海街ダイアリー」
かな。

片方は幻想的だけど、片方は日常的だ。
全然ちがうようだけど、なんというか、わたしにとってはどちらも非日常だ。
いや、雨柳堂は、本来わたしが好きな世界を描いているから
(骨董屋の主の、謎めいた孫の蓮は、骨董たちの想いというか、
つくもがみ的な姿がわかる、ほとんどあの世とこの世や、
夢とうつつをゆききする若者だ…)
こちらを好きなのは、とてもよくわかるのだけれど、
海街のほうを、どうして気にいったのか、自分でもよくわかっていない。
海街の登場人物たちは、日常をせいいっぱい生きている。
そして、主人公的な四姉妹はもとより、彼女たちに絡んでくる登場人物もまた、
多くは共感できる人々だ。
あるいはその姿が、非日常とうつったのか。
わたしは、非日常という言葉を、いい意味でつかっているのだけれど。
わたしは日常で、他者にたいして、こんなふうに
共感したり、胸をいためることがほとんどない。

二つの共通点は、ほとんどないけれど、二つとも小説的なのかも。
絵も素敵だけれど、読後感が、小説を読んだ後と似ているから。
しみとおるような感じ。

二つとも、けっこう、漫画にしては、
ゆったりした感覚で、つぎの巻がでるのも共通かも(笑)。
1年以上。
まだ海街のほうが、はやいけど。
ともあれ、はやく新刊でないかな。





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