Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


3行日記、今日は書くのが怖いかも


3行日記。順天堂大学医学部教授、小林先生おススメ。
それでは9月4日の3行日記を。
今日いちばん失敗した事は何だろう?
 分からない。散髪?歯医者?車の運転?
 母との約束を守れなかった事・・・

 自分の世界が閉じてしまった事。

 自分の世界が閉じた・・・どうしてそう感じたんだろう。

 オンラインゲームをする事は世界を閉ざす事なのか?

次に行こう。

 今日いちばん成功した事は何だろう?

 これも分からない。
 こうして日記を書いている事。
 オンラインゲームを通して、ヒーローになれた事

 ・・・だからやめられない、はまってしまっている

 ボクはヒーローになりたかった。
 じゃあ、なればいいんじゃね?って言われたらごめんとしか言えない。

 誰かが襲われていた・・・助けてと助けを求められた・・・しかし、ボクは逃げ出してしまった。

 別の人が助けた。その人はかっこよく見えた。
 「おい、何しとんねん。警察呼ぶぞ」

 別の人が話した言葉はそれだけだった。それでもかっこよかった。

 ある通りすがりの光景だ。

 ボクは今でもヒーローになりたいんだろう。

 オンラインゲームの提示してくれるクエストをクリアすると・・・ヒーローになれたと、疑似的に快楽を感じる・・・仕掛けを知ってなお、それを求めている

 それが今のボクだ。37歳だが、心は5歳のままだ。幼いままなのだ。

 幼い自分を愛している。

 自分の中の幼さと向き合い、愛する事は犯罪の防止にもなる。それは平和に貢献する。

 幼さを犯罪で満たす人は悲しい。

 ほんとにそういうニュースは心が痛む。

 65歳であっても仮面ライダーのグッズを堂々と買って自分がつけていいのだ。

 ボクはそういうおじさんに出会い、尊敬している。

 おじさんは店員に「お孫さんにですか?」と、聞かれて「これはわしがつけるものだ」と、その場でお面を被ってくれた。ベルトもつけてくれた。

 かっこよかった。

 ボクはまだおじさんのようには生きれていない。

 オンラインゲームをする事に罪悪感を感じていた事もあったが・・・今はヒーローでありたいという気持ちの方が強い。

 ボクは案外、堂々とオンラインゲームの中でヒーローになれているのかもしれない。

 もちろん、課金アイテムは使う。

 もう使いまくっているw

 そしてこの物語にも終わりはある。

 それまでヒーローを楽しみたい。

 明日の目標は?

 明日は仕事です。お風呂当番というか、助手です。
 半日お風呂を任されています。
 心臓の弱い人が来られます。
 認知症で性格のややこしい人も来られます。

 ・・・ボクの仕事も同じなのかな。

 職場に来るお客さんも「ヒーロー」でありたかっただけなんだ。それがどこかで疎外され、壁にぶつかり、いつの間にか愚痴をこぼしてしまって・・・挙句の果てに現実と夢とのギャップに・・・認知症に。

 でもそんな人生の先輩であり、今、存在しているお客さんをボクは責めたりできない。

 彼ら、彼女たちは精一杯生きてきたんだ。

 デイサービスに来て、ほんの少しヒーローに。プリンセスになって帰ってもらいたい。

 だから明日の目標はあなたが主役ですよ

 そう伝えたいな。

 あい
 




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