松任谷由実、映画「リトルプリンス」主題歌を担当
- カテゴリ:映画
- 2015/09/04 05:37:53
松任谷由実、映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」主題歌を担当
http://natalie.mu/music/news/158918
2015年9月3日 5:00
11月21日に全国公開される長編アニメーション映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」日本語吹き替え版の主題歌を松任谷由実が担当することが明らかになった。
「星の王子さま」は砂漠に不時着した青年飛行士が、小さな星からやってきた小さな王子に出会うというストーリーのベストセラー小説。今回公開される映画は9歳の少女が星の王子さまを探して冒険するエンタテインメント作品に仕上がっている。
日本語吹き替え版主題歌は松任谷が映画のために書き下ろした「気づかず過ぎた初恋」。楽曲を制作するにあたり彼女は、今作の監督を務めるマーク・オズボーンと対談したり、原作者のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ生誕の地であるフランスのリヨンを訪問したりしてイメージを膨らませたという。飛行士が登場する今回の映画のオファーについては「スタジオジブリの『魔女の宅急便』、そして近年『風立ちぬ』でも曲を使っていただいたのですが、空を飛ぶテーマの映画のときにはご用命いただけるのかなと思っています(笑)」とコメントしている。
なおYouTubeでは「気づかず過ぎた初恋」が使用された「リトルプリンス 星の王子さまと私」日本語吹き替え版の予告映像が公開中。
松任谷由実 コメント
こんな世界観を歌に出来たらきっとみなさんも喜んでくださる、というものが浮かびました。スタジオジブリの「魔女の宅急便」、そして近年「風立ちぬ」でも曲を使っていただいたのですが、空を飛ぶテーマの映画のときにはご用命いただけるのかなと思っています(笑)。「星の王子さま」は13歳のころに読んで以来、私の大切な本のひとつです。
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2015年9月4日
不朽の名著「星の王子さま」のお話と、その後の物語を描く感動ファンタジー超大作『リトルプリンス 星の王子さまと私』。本作の日本語版主題歌が、松任谷由実の完全書き下ろし最新曲「気づかず過ぎた初恋」に決定し、楽曲入り新予告編が公開された。
今回解禁された予告編は、勉強だけだった9歳の女の子と、元飛行士のおじいさんの出会いから始まる。おじいさんが彼女に語るのは、かつて砂漠で出会った星の王子さまの物語。星の王子さまと飛行士、きつねのお話を通して女の子とおじいさんは絆を深めていくが、ある日、おじいさんが救急車で搬送されていく…。
今回のオファーを松任谷は「こんな世界観を歌に出来たらきっとみなさんも喜んでくださる、というものが浮かびました」と振り返る。「スタジオジブリの『魔女の宅急便』、そして近年『風立ちぬ』でも曲を使っていただいたのですが、空を飛ぶテーマの映画のときにはご用命いただけるのかなと思っています(笑)。<星の王子さま>は13歳のころに読んで以来、私の大切な本のひとつです」とオファーに喜びのコメント。
また、完成前の本編をいち早く観た松任谷は「最後の方はぽろぽろ涙がこぼれて、この気持ちをそのまま歌にできたらいいな、と思いました。作画のエネルギーが濃い密度で作られていて、同じクリエイターとしてこれに負けない主題歌にしたいと思いました」と本作を絶賛。原作のファンであることも相まって、楽曲制作への意欲がいかに高いかを語った。
実際に楽曲制作に取り組んだ約半年間は「13歳の心を取り戻すための旅のようだった」とのこと。「原作を改めて読み直したら、(原作を初めて読んだ13歳のころの)あの感動した自分をどこに置いてきてしまったんだろう、とすごく焦ったのが正直なところでした。私自身が、原作に触れたときの気持ちを忘れてしまっていたんですね。そんな自分すらも気づかずに過ぎてしまった“初恋”のような気持ちを、改めてこの歌に込めたかったんです」。
今回、松任谷は、楽曲のイメージを膨らませるために本作の監督マーク・オズボーンと対談し、さらには原作者サン=テグジュペリ氏の生誕の地フランス・リヨンを訪問した。「リヨンという街はとても美しくて不思議な場所でした。サン=テグジュペリの銅像を見たり、彼の甥に当たるダゲイさんともお話したのですが、サン=テグジュペリ自身がダゲイさんを通して、私が分からなかった星の王子さまについての“心”を教えてくださったような感じがしました。また、セスナに乗せていただく機会もあって、低空で空から村を見る機会がないですから、前日に見た景色がまるで手に取るように腕の中にある感覚になりました」と実際に現地の雰囲気を味わうことで、あたかも物語の世界に飛び込んできたかのような体験を話す。こうした様々な準備により、書き下ろし最新曲「気づかず過ぎた初恋」が完成した。
日本でも多くの人に愛される名曲「やさしさに包まれたなら」の歌詞にある“目にうつる全ての物はメッセージ”と同じ想いを違う歌にも入れたかったと話す松任谷は、原作でも強く語られるメッセージ“大人になることで失ってしまう子供心”を意識して作詞した。聞く人の心の扉を開いてくれる温かなメロディーとともに、新たな名曲として多くの人の心の琴線に触れること間違いなしの仕上がりとなっている。
本作は、詩的で美しい原作<星の王子さま>の魅力はそのままに、9歳の少女が星の王子さまを探し冒険する、誰もが楽しめるエンターテイメント作品。松任谷も「心の硬くなったところを揉みほぐしてくれ、これまで見ていた世界を全く違うものに見せてくれる映画」と太鼓判を押している。
↓映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』予告編(主題歌:松任谷由実)↓
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=BKsWb5KIWAY