第2ラウンド「タメになる法律相談所」
え～っと、だいぶ前の「車両通行禁止場所でのバイクの事故」
1審で、わたしが全面勝訴し、
加害者側が、大慌てで「控訴やむなし」とやむを得ず控訴、
控訴したものの、控訴理由はなによ？と言う話しです。

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1325929&aid=59754140

これを、待っていました。
高等裁判所に控訴した理由、
1審判決が不服なのは、良く分かった、
しかし、それが不服だと言うからには、
1審を覆すだけの新たな証拠が必要になってきます。

なにがあるのじゃ、
控訴理由。

なんと！
新証人の登場です！
この時、わたしを轢いたバイクは、3人組でした。
1台目、2台目が、危険運転でわたしの直近を掠め通り、
2台目を避けた瞬間に、3台目のこの男がわたしに追突したのですが、
この1台目と2台目の男たちが、新証人で陳述書を提出して来ました。

結論を先に、申し上げますが、
この1台目と2台目のバイクは、
わたしを掠めると、大急ぎで逃げたので、
3台目に追突されたところは、見ておりません。
・・・と、いうか、見られません。
陳述書によりますと、
「時速10キロで走行し、100メートル先の大門の前まで行って振り返った」
とあります。
正確には、大門のところまでは250メートルあります。
時速10キロで、250メートル走ると何秒かかるでしょうか。
少なくとも，３台続けて走って来たバイクの３台目が追突するのに、
３秒はかかりませんが、
この二人が振り返って事故を見るのに、１分近くはかかることになります。
（誰か、これ計算してください）

しかも、加害者は今頃になって、
「実況見分調書を認めない」
つまり、自分が追突したんじゃなくって、
わたしが飛びかかって来て、ハンドルを掴んだので、
自分が急停車をしたのだと言いだしました。

殴るぞ、しまいに。

どうでしょう、
想像してみてください。
１０キロ走行して左折しようとした交差点で、
進入禁止ですと、手を振って停めている人が居れば、
普通、止まりませんか？
その人を、避けてすり抜けられる間合いは、
４０～５０㎝しか無い隙間です。

１台目、２台目のバイクは、猛スピードでここをすり抜け、
１台目がカーブを切るときにわずかに減速し、
そのせいで２台目との車間距離が縮まり、
３台目は、もっと急ブレーキをかけなければならんくなって、
ハンドルをきり損ね、わたしに衝突したのが事実です。

２台目をかわしたときに、わたしは反射的に右に体をひねりましたので、
左ひざの外側にタイヤ痕が残り、右側が道路に打ち付けられました。
追突した瞬間、加害者は「うわ、だいじょうぶか」と言い、
「だいじょうぶじゃないわ！」とわたしが答えています。

わたしが飛びかかってハンドルを掴んだのなら、
その相手に「おいだいじょうぶか」と咄嗟にいうでしょうか。
「だいじょうぶじゃないわ」と、返答するでしょうか。
はい、そうなんです。
ドライブレコーダーが、すべて記録していたのです。

まあ、ここまでは、良いとして。

わたし、怒ってますの。
この１台目のバイクの男は、あろうことか、
わたしのことを「近隣でも有名なトラブルメーカー」だとし、
「漁業組合でも手におえない」人物だと陳述していました。
つまり、尋常でない人物であるので、
バイクに掴みかかってきたのだと言うのです。

言っておきますが、わたしはこの男と面識がありません。
漁業組合とはいたって良好な関係を築いております。
近隣でも有名なトラブルメーカーになった覚えもありません。
（トラブルは多いですが、メーカー作り手ではありません）

これねー、問題ですねー。

この男が証人として出廷したら、
ここの部分を証明する、証人尋問をお願いしたいです。
そして、誰がそんなことを言っているのか、
そこんとこを聞きたいんですが。
裁判には、真実を話す義務があります。
嘘を言ったら「偽証罪」という罪になります。
新証人と言うことで、この男は陳述書の中に、
上記のことを含めましたので、
これは、その事実を提出してもらわなければなりません。

嘘だったら「偽証罪」も一つおまけに「名誉棄損罪」
ここ。
このおまけが付けられるかどうか、
わたしとしては、もちろん付けたいところです。

今日、友人の某有力筋と雑談をしてこの話題になりました。
先に逃げた二人に、事故の現場を証言できるかと聞いたところ、
「事故現場を目撃したとはいいがたい」と言う返答。
実況見分調書を覆すことは可能かという点には、
「この状況では、不可能」とのこと。
ドライブレコーダーの記録があるのだが、と言うと、
「それ、はよ、出したれよ」で大笑いになりました。

というわけで、
なんと、今度は民法も合わさって、
刑事訴訟法２３０条１項
民法第７０９条及び
民法第７２３条
「名誉棄損」で告訴できるかどうかが、新たな争点が加わりました。

これねー、難しいんですよ。
某有力筋は「名誉棄損」で検察送りになった事件は記憶にないと言います。
（地域性でしょうか）
名誉毀損の定義には、
「公共の利害に関する事実に係り、かつその目的が公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、・・・」嘘だったら、タダじゃおかないぞと言うことらしいです。

そっかー、今回は、別件で「名誉棄損」を勉強させてもらうのかあ。
これは手ごわいなあ。
告訴できるかなあ。