ドチ君、人気薄・・・。
- カテゴリ:仕事
- 2015/07/29 15:38:42
隣の漁業組合の組合長さんは、風貌とっても恐ろしく見えますが、
怒らせさえしなければ、恐い人ではありません。
(これは、フォローになっているだろうか)
だから電話の着信に「漁業長」とでると、
ビビりあがって敬語で、ご挨拶をいたします。
今日も、直立不動で「おはようございますっ!」と申し上げましたところ、
「サメ、いるか~」とおっしゃってくださったので、
「すぐ、行きます!」と飛んで行きました。
で、サメ、もらってきました。
体長150㎝、ほぼ大人の「ドチザメ」君です。
(漁業長が「くれてやる!」といったものに、「いりません」は禁句です)
もらっていた時は、ピンシャンしていたのですが、
水槽に入れているうちに、だんだんと元気がなくなってくるのがわかります。
早いこと手配しなければ!
そうなんです、うちのNPO法人学術団体は、
大阪から和歌山までの各博物館・水族館に、
寄贈の海洋生物、昆虫、鳥類を手配する仕事もやっているのです。
これがねー。
絶滅危惧種や、貴重種ならいずこも同じ「うちにくれ!」となるのですが、
「ドチザメ」は、そういってもらえるかどうか・・・
海遊館「ドチザメは要らん!」
(今、サメで特別展やってるのにな~)
岸和田某「そんな大きさを入れられる水槽がない」
和歌山某「うちでも、産卵していっぱい産まれた」
最後に、貝塚が電話をくれたころは・・・
もうサメにほとんど気力がなく、残念ながら海に帰してやりました。
「ドチザメ」君、人気ないねえ~。
ま、よかったか。
九死に一生を得たし、
漁師につかまってたら「フカの湯引き」で料理されるとこでした。
海に帰してやるときに、
「こんど、竜宮城に招待してねー」って言っときました。
これがね~、
シュモクザメになると、がぜん引き合いが来るんですがねー。
漁業長、今度はジェンベエザメか、ホオジロザメでお願いいたします。
お元気でしたか?
ドチザメは、おとなしいほうですが、
やっぱりあの大きな口を見るとね、
噛まれるんじゃないかって思います。
専用の水槽で、フタして留め金かけて運搬します。
一度、助手席にバケツで突っ込んで搬送したら、
信号待ちの間に暴れられて、死ぬかと思った!
いえ、死ぬのはわたしのほうですよ、事故でさー。
150cmもあると、運ぶのも一人じゃ無理でしょう!?
↓「絶滅期待種」
ん、期待!?・・・(^m^)
ホオジロザメは、この辺にはいません、良かったです。
Hawaiiには、いました。
<<<職場の「危険動物」本見ては「何故、ヒトが載ってないのかな?」とか思ってるんですが。
たぶん「特定外来種」が「絶滅期待種」にノミネートされてるんじゃないかしら。
海では決して、会いたくない。
シュモクザメとノコギリザメ、ジンベエが親方で、
建設業ザメができると思います。
それに、コバンザメがついて、談合ですな。
ワタクシ、子供の頃に「ジョーズ」見てから怖いんですが。
職場の「危険動物」本見ては「何故、ヒトが載ってないのかな?」とか思ってるんですが。
シュモクやホオジロも人気あるんだ。
でも海で会いたくないなぁ(笑)