どうでもいい野菜の分類1 キク科
- カテゴリ:その他
- 2008/12/23 14:34:26
普段食べているお野菜の、ほんのり植物学分類記事第一回。
ほんとうにどうでもいいことですなw
今回はキク科のお野菜について。
この科は苦味があったり、香りにやや癖のあるものが多いです。
レタス(アイスバーグ)
まず一番多分食べられているキク科野菜は、レタスでしょう。
見た目が似ているので、キャベツやハクサイと同じアブラナ科と思っている方もありますね。
やや高級素材に入る、チコリやエンダイブ(アンディーブ)や、焼肉でおなじみのサンチュ、サラダ菜なども近い仲間。
タンポポは属が違いますが、やや近い仲間で、若い葉を食べることが出来ます。
ただ、野草はやはりアクがあり、苦味の強いものもあるようです。
日本でポピュラーな丸くなるレタスは、欧米ではアイスバーグ(氷山)レタスト呼ばれ、どちらかというとマイナーのようです。
タンポポと同じで、新鮮なレタスは、茎を切ると白い汁が出ます。
葉の傷や、袋に薄い赤茶色のぺたぺたしたものがついているのは、この汁が酸化したもの。
タンポポに良く似たクリーム色の花を、枝を打ってたくさんつけます。
ゴボウ
日本とアジアのごく一部でしか食されていない野菜。
アクの強さと、土臭い独特の香り。いいダシは出ますが。
若い葉はヨーロッパでサラダで食されることもあるそうですが。
ゴボウはゴボウ属ですが、アザミに非常に近縁です。
長い柄がついたゆるいフリルのある、60センチあまりの葉を、放射状に広げます。
初夏には6センチほどのイガグリのようなトゲトゲの苞に、紅色のアザミのような刷毛状の、花材としても面白い花を、長く伸びた花茎にたくさんつけます。
花茎の丈は1メートル以上になります。砂地を好みます。
北海道では、野生化した野良ゴボウが問題になっているそう。
春菊
鍋物のお供ですねw
ゆでておひたしや、てんぷらでも。
キクそのものの香り。癖があるので、好き嫌いが分かれそう。
これもアジア地域でしかほとんど食べられていません。
欧米では、観賞用として品種改良されています。
今時期園芸店で売られている、クリサンセマム・ムルチコーレを径6センチほどに大きくしたようなクリーム~黄色の花を咲かせ、一重~半八重咲き。
草丈は30センチほど。案外見栄えがします。
初めて海外の種を買ったとき、春菊を買ってしまった苦い思い出がw
アーティチョーク
あまりポピュラーとはいえませんね。
私も植わっているのは見ますけれど、売っているのはまだ見ていません。
つぼみを丸ごとゆでて花のガクの下部、花の中心部(花タク)を食べます。
見かけは巨人アザミ。
草丈2メートル、葉は70センチあまり。大きいものは花の大きさ20センチ以上あります。
子供のころ、どこかの家にたくさん咲いていたのを見て、その巨大さにびっくりしたことがあります。
でも、こういう分類って面白いですね。
アブラナ科は苦味が無い事も無いけど、ちょっと違うよね。
どちらかと言うと辛味か甘みがあるイメージ?
レタス、いやチコリだったかな?、花は綺麗だった。
薄い紫色の菊。
春菊の花は本当にクリサンセマムにそっくり。
関東の春菊は細葉が主流だけど、西日本はもっと切れ込みが浅い品種がメインでした。
鍋物には欠かせないよね、春菊。
牛蒡はキンピラが一番好き。
アーティチョーク、また機会があるときに食べてみたいですw