前回、
「メールが来ない」と悩んでいた自分が
ちっぽけに思える事例が発生しました。

あれから、間に立って里親探しを手伝ってくれた友人に
ちょっと気持ちを話したところ
「じゃあ、私からそれとなく聞いてみるね」
との言葉。

で、そのかいあって
里親さんからメールが来たのですが・・・
レキの夜鳴きと、後追い鳴きが
どうもひどいらしく悩んでおられるようなのです。

また、プライベートでもたいへんなことが重なっておられたらしく
メールする余裕がなかったんだと、その時初めて知りました。

知らなかった事とはいえ、メールが来ないなどと言っていた自分が
本当に恥ずかしいです。

あちらはペットＯＫとはいえマンション。
ご近所さんとの兼ね合いも、
戸建て以上に気を使われると思います。

里親さんを警戒するのに、その姿が見えなくなると鳴きだすレキ。
また、里親さんが出かける気配を感じると鳴き出すレキ。
朝は5時から鳴いてしまうというレキ

里親さんからは友人を通して
「正直、いい子ですよ、とお聞きしていたのですが
結構構ってーの自己アピールも盛んですし、
切なく泣かれると、自分が悪いことをしているようで辛い」
とのお話も聞きました。

里親さんのおっしゃること、よくわかります。

文章にこそ書いておられませんが
里親さんも里親さんご家族も、
本当にたくさんたくさんレキのために忍耐してくださっている。
ありがたくもあり、
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

でも同時に
今まで自分と父の二人きりで愛情を一身に受けてきた子が
知らない場所で
優しいけれど全く知らない人に囲まれて
また、小さなワンコと飼い主さんの愛情を分け合いながら
一緒に暮らす。

それがどれだけ大変なことか考えると、胸が痛みます。

正直”いい子ですよ”と言ったその言葉に、嘘偽りはありません。

でも、環境が違えば、反応が違ってしまうことも事実ですし
優しい子とはいえ、柴犬特有の気性も持ち合わせています。

できるなら
飛んで行って抱きしめて”大丈夫宇だよ”と撫でであげたい。
寂しいのなら
せめて夜だけでもゲージの横で体を撫でながら一緒に眠ってあげたい。

でもものの本によると
夜鳴きしても構わず放っておくようにと書かれています。

だから私のしてきたことはひょっとしたら、
甘やかしだったのかもしれません。
でも、それさえも
もうしてあげられないんですよね・・・。

里親さんは、
ドッグシェルターでボランティア活動をされるほどの優しい方なので、
自分が飼い主と認められないからだと、
ご自分のことを責めておられる様子。

また私からのメールに
プレッシャーを感じておられる様子を友人から聞きました。

そんなつもりは全くなかっただけに、驚くと同時に申し訳なく、
私自身、距離感が分からず
返事をするのも怖くなってしまいました・・・。

どうすればいいのか、正直もうよくわかりません。

でも私は
里親さんとレキが幸せに暮らして欲しいと
心から願っています。

どうかどうか、この事をレキと飼い主さんが
無事乗り越えて心の絆を深めてくださいますように。

そしていつか、
”あの時は大変だった”と
笑って懐かしく思う日がきますように・・・