Nicotto Town


✪マークは作り話でし


あのお菓子

どんてん模様の午後、
遊びに来ていた友人はあくびをしなが言った。
「そう言えば、まだあのお菓子売っているのかな ?」
それは以前に何気なく立ち寄ったお店の和菓子。
鶉の形をした、ひと口サイズのおまんじゅう。
「食べたくなった・・・ね」そう言うともう手が付けられない、
道をPCタブレットで確認しながら歩き出している。
それは路面電車を降りてすぐのお店、
古い煉瓦を積み上げた疏水跡のアーチをくぐり抜ける。
暖簾をくぐると、店主は肩をすぼめて微笑んだ。
この辺りでは最高に美味しいお菓子、
ほんの小さな間口の質素なお店。
梅雨の日の夕暮は薄暗く、
通りの街灯にはもう燈がともっていて、
見上げると眩しさを堪えきれずに瞼を閉じる。
再び見開いてゆっくりまわりを眺めると、
風景はどこか違った感じがした。

アバター
2015/07/05 19:36
どんなお菓子なんですか?^^

私も食べてみたいです♪(*^。^*)
アバター
2015/07/05 06:07
あのお菓子、は食べる事ができましたか?

アバター
2015/07/04 22:10
ブラボさんのお話の世界を、夢でもいいから
一度訪ねてみたい^^

とても郷愁を感じてしまうのです~*^^*




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