Nicotto Town



恐怖は不意にやってきて抜け出せない-2


長女がなんと怒鳴られたのか とやっとそれを知らなかったことに気づいて長女に内容を尋ねたのは夜になってからでした

「セットで存在するものを売るなら、両方売るのものだろう、そこんとこあんたの母親は解ってないんか!!!」

だったそうです

この内容をその時に聞いていたら 怒りから恐怖を吹き飛ばせたかもしれない

でもその前に私は恐怖に飲まれてしまって真っ白になってしまったから

後になって思うことです

長女に「恐怖は覚えなかったか」と聞いたらそれはなかったというので少しは安心できました

長女に「その言い分をどう思うか」

と尋ねたら「一理あると思った」と答えたので

長女ときちんと話ができてよかったと思いました

「店が物を売る時はそうだけど、ここはガラージセールだから。

 持ち主が売りたい物を売る、そういうことだから。

 売られている物を自己判断と自己責任で買うのがガラージセールだから。

 相手の言い分はまったくもって見当違いなのよ」

同様の話を翌日頼もしい友人とも共有し同じ論理を共有することを長女の前で繰り返しました。

やっぱり子供ですよね。一方的な論理をぶつけられてしまうと、そうかもしれない、と思ってしまいやすい。そこをきちんと修正というか教えてあげることができてよかったです。大人だってうっかりするとはまってしまう。


普通だったら

隣近所や友人に電話をするなりして助けを呼んだと思う


普通だったら

百歩譲ってサポートを売ることにしたら

まず新しいものがいくらするのか店に電話して値段を知ることから始めたと思う


普通だったら

・・・・・・・


というシュミレーションが次から次へと現れて

そしてやっぱり恐怖心は簡単に消えてくれなかったんですよね

朝早くから作業をして疲れているので早々に就寝したのに

人生で初めて眠れない一夜を過ごしました


恐怖に支配されて相手の望むものを与えてしまう

というのはレイプとか恐喝とか そういう犯罪にあった人たちの心理に近づいた感覚です もちろん精神的被害の程度は比べられないくらい私の場合は軽いのは承知ですが


翌日隣人の女性と話をしていて見えたもう一つの事実は

「そうやって怒鳴りつけて相手を屈服させるような人が普段周りにいないから

 心の準備も練習もできていなかったのね」

と言われたことから痛感したことです

そういうことを日常的にする人っているとは知っているけどまさかあんな恐怖が与えられるなんてほんと体験するまで解っていなかったです

そして私がどれだけ恵まれた環境で生きているのか 改めて感謝しました

夫を含め 私が関係を築いている人たちは そんなことをする人たちじゃないんですもの



翌日日曜日のガラージセールは

夫が休みだったこともあって続行しました

けれども 例年通り 日曜日はほとんど人がこない

売れたのはその子供用本棚おもちゃ箱でした


今回そのおもちゃ箱が売れて欲しかったので

パズルや本やゲームなど諸々も売れたしよいガラージセールでした


次のガラージセールをすることがあったら

夫があと2年で退職するので 常時家にいるようになるその時までお預けです


隣人とも話したのだけど

多くの良識ある市民がいるけれども

一握りの嫌な奴がいることも本当で

そういう一握りがすべてを台無しにする

その一握りにとって

女子供は攻撃しやすい

この社会はいくら男女同権といっても

実際はやはり男がいるのといないのとでは違いがある

何かという時はやはり男と一緒に立つのが一番


引っ越してしまった良き隣人であり友人であったおじさんおばさん

ガラージセールのプロ(っていうのも変なんだけど)だし

おばさんはしっかり者でタフだけど

確かにおじさんがいない時は絶対玄関を開けないし

ガラージセールも必ず二人で一緒にやっている

そして今回ので夫に言われて思い出したけど

おじさんたちはガラージセールの開始時間より早く来た人には取り合わないことにしていると言っていた


確かに準備ができてさあやるぞ

と切り替えしてから始めるのと

今回の私のケースのようなのだと不意打ちを食らうという隙を与えることになってしまう そういうことなんだ と実感したのでした

 

今回の嫌な奴はまだ荷物を運び出したばかりの時に来たから

たぶん予定の時刻より前だった

時計を見る余裕もなかったんだね わたし

欲しいなら もう少ししてから来てください

という態度をとることを忘れないでいなくちゃね


月曜日になって自転車屋に行きました

私にとって不幸中の幸いは

ちょうど後輪のタイヤとチューブを交換するつもりでいたこと

予定していた交換に上乗せして 後輪上部にくるサポート も購入しました

日本でいう後ろの荷台ですね 

後ろの荷台は 30ドル しました

交換ついでに付けてもらったので 作業代(15ドルだった)は多分変わらなかったでしょう

荷台を自分で装着する羽目になっていたらそれこそ最悪でした

まず道具がないもの 

店に頼んで付けてもらったらこれだけでも作業料金を取られるわよ当たり前だけど


後ろの荷台30ドル+消費税=35ドル-25ドル(クソ野郎が『新しい物を買え』と置いていった金額)=10ドルの持ち出し


10ドルでとんだ恐怖を買い物しました


友人たちにこの話をしても珍しいこととして映るので

ほんと私はアンラッキーだった訳です


恐怖は不意にやってきて

そして

誰かに手伝ってもらわないと抜け出せない


怖い と思ったら とにかく助けを求める


一瞬で真っ白になるから難しいかもだけど

まずはそういうことを心がけるんだよ

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2015/06/21 20:20
>さったん
赤の他人に怒鳴られて 真っ白になっちゃって 売るはずじゃなかったものを二束三文で持ってかれて
怖さの次にある感情は屈辱感そして怒りですね
でもねー 怖さ を認識していなかったから 動揺がどこからくるのかわからずに対峙中は一生懸命短時間で自分の感情のブレ修復してたんですよね 後から見るとアホかってな思考回路してて それはもうどうしようもないですけど
これ先に「怒り」を持ってくるようにスイッチが入るといいですね
ただ 怒鳴る人に 怒りで対峙しても 解決が遅くなりそうだから 動じずにいくべきだと思うけど
でもなあ たかがガラージセールでなんでこんな苦労せにゃならん っていう
やっぱり「警察呼びますよ」から始めるべきですわ 助けを求めるのが先

仕事でやってく場合は やっぱり訓練していかないと ってほんと思いますよ

普通の生活でこういう人に囲まれるのは避けたいですねえ
てかそんな奴らと誰が一緒に生活するかってんだ
赤の他人の場合は 逃げるが勝ち ってのありだと思ってます

こういう経験しないに越したことないですよ
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2015/06/21 20:07
>ヘンリエッタさん
ほんとうなら いらない免疫。。。を取得されているのですね><
でもないよりあったほうがいいですよね 社会生活をする上では そういう人に流されない必要がありますね

子育てをする過程で 親が子供に怒鳴ることはやはりあるわけですが 赤の他人に怒鳴られるというのは違うスイッチが働きますね
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2015/06/20 20:59
「そうやって怒鳴りつけて相手を屈服させるような人が普段周りにいないから
 心の準備も練習もできていなかったのね」
たしかに!!!
この文がものすごく心に響いた
真っ白になって萎縮して相手に呑まれて・・・何日も引きずって・・・
何度も怒鳴られてることを経験して対処法を編み出したり学んだりして自分で解決できるようになるんですよねー

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2015/06/20 11:09
災難でしたね!!

時間より早く来る人・・・浅ましい目的で来てる人が多いから、慣れてる人は対応しないんでしょうね。
娘さんのダメージが無くて一安心ですが、潜在的に心の奥底に刻まれちゃったかもしれませんので
この辺りは注意ですよね。

前の会社では怒鳴り散らして怒る人を良く見ていたので、私は少し免疫があるかも知れません( ̄∇ ̄;)ゞ

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2015/06/19 12:47
>あるるさん

そういう人、いるんですよね、まさかこんなガラージセールで遭遇するとは思ってもいませんでした。
友人に「そういう行いは 巡り巡って自分に返ってくる」と声をかけてもらいました。
 
なんでこんなことになっちゃったんでしょう。
とも思ってしまうのですが もう 済んだことですものね。

本当に ひどいことにならなくてよかったです。
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2015/06/19 12:43
>マリールーさん
ありがとうございます。
恐怖心 とわかったので 進めました
時間が経って マシになってきています
未だにふとした時に 真っ白になった自分が悔しかったり まんまと取り憑かれてしまった自分を情けなく思ったり 悔しかったり と恐怖心の他のことで グツグツしたりしますが どうにかそれを後ろに追いやってしまいたいですね これは時間も必要かな と思っています。
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2015/06/19 12:35
>しのさん
うんうん
なんかもう「ママもう終わったことだよ」という気配がするのを
これで最後にしましょう でも一緒にシュミレーションして 同じようなことにならないようにしましょう
と最終確認をしました。

ほんと今回は精神的にかなり疲弊しました。
ガラージセールごときでこんなことになるとは思ってもいなかったせいもありますね。
いらないものは買わずに人生進みたいですが
起こってしまったからには経験としてたくましくなる為に使ってもらわないとですね。
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2015/06/19 12:29
>次郎丸さん

災難、ですよね、これは。。。
ほんとうに もう 。。。 これ以上悪いことにならなくてよかった、と思って流します。
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2015/06/18 02:10
お嬢さんには精神的打撃はなかったご様子で ほっとしました。
声の大きさや威圧的な言葉で挑んでくる輩はいます
しかも 相手が弱いとみて攻撃してくるような気がします
確かに こちら側に男性がいると回避できる場合が多いですよね
とにかくひどいことにならなくって よかったです
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2015/06/17 11:06
読んでいて私も怖くなりました。
きっと私も同じ様になると思う。。。
でも
恐怖心は
なるべく早く消して
それで得られた経験は次に活かして
頑張って下さい!!
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2015/06/17 07:39
タフな大人になるための避けられないイベントだったんでしょうね。
次回は「早めに回避する」、もしくは「言い負かす」ぐらいの体力と
気力を養っておきましょう。
人間はいくつになっても成長できる生き物です。したたかさを
まとって、強く賢く優しい女性になって欲しいと願う限りです。
だって娘さんだっていつkはママになって子供たちを守って
いかないといけないんですもの。経験に勝る先生はいません。
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2015/06/17 07:07
災難でしたね…!
毅然とした態度で引き下がる方だったらまだ良い方で、逆らったら何をしてくるか解らない方もいますし、どういった対応が適切だったかは結果を見ないと解らないのも怖いんですよね…そういう意味では娘さん共々大事なくて良かったです。



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