ネコ「んあ～、なんじゃこのコラボイベント？意味がわからん」

ウサ「突然だよねー」

ネコ「金の匂いがするな…早速、裏事情をアイテム屋のおばちゃんに…
　　　やめとこう、また何か買わされる^^;」※注１

ウサ「あそこのベンチで居眠りしてるクマ先生にダメ元で聞いてみようよ」

クマ「ああ、そのことか」

ネコ「まだ何も言ってませんが^^;」

クマ「時間短縮や。ネットゲームが基本無料でもやっていける理由は前に授業でやったよな」

ウサ「はい。仮に100万人ユーザーの５％が月平均2000円課金しても１億円になると」

ネコ「１億円！」

クマ「１億円に反応するな^^; しかも物流と違って在庫ゼロ。設備費、人件費も
　　　ほとんどかからないから、利益率はすごいことになる」

ウサ「だからいかに重課金者を増やすか、『狭く深く』がネットビジネスのカギだと」

クマ「ただ５年後10年後もその人たちが課金を続けてくれるかな？
　　　特にニコタの課金者は年齢層が高めだから長期的展望で見ると危険なんだ」

ウサ「つまり、これまでの『狭く深く』から『広く浅く』へ。低年齢層から少額でも課金
　　　　してもらうシステムへ移行も必要という訳ですか」

クマ「そう。『狭く深く』と『広く浅く』はどちらもビジネスモデルとしては正しい。
　　　どちらの路線で行くかは経営者の判断だな」

ウサ「それで10代、20代に人気のありそうなアイドルとのコラボなんだ^^;」

クマ「それともう１つ。ニコタの主な収入源な何だったかな？」

ウサ「えっと…あ、洋服屋さんだ！」

クマ「正解。ではニコタでのアイテムの価値観を説明できるかな？」

ウサ「はい。古いアイテムほど価値が高い…」

クマ「そこが問題だ。毎年同じようなアイテムが出る。
　　　例えば浴衣ならデザイン自体はほとんど同じで柄違いになるけど、
　　　気に入ったのが１つあれば十分だろ？古い方が価値があるんだし」

ウサ「だから毎年季節物のアイテムがだんだん売れなくなるのか…
　　　　アイテム屋のおばちゃんの裏情報通りだ^^;」※注２

クマ「アイテムの価値観を変える必要がある。新しくても価値があるもの、
　　　購買意欲を掻き立てるには、アイドルものが手っ取り早い」

ウサ「でもそれなら幅広い人気のあるAKBとかエグザイルとかの方が
　　　よくないですか？たぶん爆発的に売れると思うけど…」

クマ「それは売上げ金の配分の問題かな。超メジャーアイドルだと
　　　良くて折半、むしろこちらから多額の契約金を支払う必要があるけど
　　　まだ無名で有望株だったら逆に広告料がとれる」

ウサ「なるほど…あ、ネコ君は話についていけず寝てます^^;
　　　　ところで先生、この前募集してた浴衣のアイデアは投稿しましたか？」

クマ「よくぞ聞いてくれた。もちろんリクエストしたぞ！」

ウサ「おぉ！どんなデザインですか？」

クマ「アウターにしてね、水着の上から着れるシースルーのスケスケな浴衣！
　　　もちろん女性限定、ビキニ限定や！
　　　うんうん、これはいいぞ！そそられること間違いなし！」

ネコ「おおおおお！それはいい！激しく同意します！！」

ウサ「シースルーに反応したな^^;
         いや…それだと水着のみと同じでは？」

クマ「わかってないな。見えそうで見えない１枚通すチラリズムがいいんだよ。
　　　この良さがわからないようじゃ、ウサ君もまだまだ子供だな」

ウサ「絶対採用されないと思う^^;」

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注１と２）
なぜかニコタの裏事情に詳しいアイテム屋のおばちゃんが登場する記事はこちら
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=288869&aid=57214856
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=288869&aid=57947412