ドローン等のラジコンの進化はスゴイ。
- カテゴリ:日記
- 2015/05/30 07:59:56
モノづくりやテクノロジーの素晴らしさを「おもちゃ」が教えてくれた。
そんな感慨を持つのは、私と同世代の男性かしら。
ドローンを巡る一連の報道で、我がホビー歴を振り返りたくなりました。
私の幼い頃、おもちゃが「動く」だけでスゴイなー、と憧れました。
ゴム、はずみ車(フリクション)、ゼンマイが多かったです。
電池を使うものは「モータライズ」といって高級品扱い、当時でも数千円。
車のおもちゃを例にとってみますか。
安いのは100円程度のプラモデル、動力はゼンマイ、まっすぐ走るだけ。
電池で動くヤツはスチールボディの高級品、ライトも光ってクルクル回る。
そのうち「リモコン」という新機軸が出てきた。
車とコントローラーがワイヤーで接続され、ハンドル操作が可能。
これにはハマリました。2台持ってたな。車庫入れの練習を飽きもせずやったものだ。
小型エンジンが動力、電波で操縦する「ラジコン」車は超高級品、お大尽の趣味。
本体とコントローラ(プロポと呼んだ)で数万円はしたはず、飛行機なら10万オーバー。
買えるワケない。大人が空き地で遊んでるのを遠くから眺めるだけ。
やむを得ず、マッチボックスやトミカ等のミニカーを集めた。
これで遊びながら、「これがラジコンで動いたら凄いのになー」と考えてた。
でもきっと目の玉の飛び出るほど高いんだろうなー……。
十歳あたりを境に、おもちゃから音楽・電子工作に横すべりした理由には、
「予算」という問題もあったと思います。ラジコンはとにかく高かった。
こうして数十年が経過して近年の話になる。
10年以上前、目の玉が飛び出るほど驚いたのは、
「ビットチャーG」という、携帯電話のテクノロジーを生かした超低価格ラジコン。
ミニカー大の車がコントローラーと合わせて3000円で買える。ドヒャーッ!
幼き頃の夢が具現化した商品だったのです。ハマって10台くらい買いました。
おもちゃ屋を眺めると、どれもこれも驚きの商品ばかり。
ラシコン界で「本物と同じくらい操縦が難しい」と言われていたヘリコプターのもある。
そしてここ数年、ついに掌に乗る小型ヘリのラジコンが数千円で手に入る時代に。
ドローンというのは不格好で欲しくなかったが、なるほど、画像の撮影に使うのか。
NHKの百名山踏破に同行したプロカメラマンも使っていました。
テレビの空撮でよく使われるあの画像、ものすごいレベルの高さですよね。
カメラも趣味の私、揺れない、ブレない動画が撮れてることにも驚きます。
これは凄い進化です。私は夢が現実化した未来に生きている、と実感する。
今回、捕まった若い方にお金を支援していた人々の話も出てますね。
法を破ったり、良識に逆らったり、人を危険にさらしたりするのはもちろんダメ。
でも、支援したオジサン世代の気持ちって、私と同種のものじゃないのかな。
相対性理論だろうが量子力学だろうがプログラミングだろうがバイオだろうが、
どんな技術だって悪用を考えるヤツはいる。絶対なくならない。
でも技術進化は無制限に肯定されるべきだ、というのがラジカルな私の意見。
SFにはこういう問題を扱った作品がイッパイある。
小松左京の『復活の日』では、医学が人類を滅ぼしかけ、核兵器で救われる。
レムの『枯草熱』は、身近な化学製品が複数絡み合って思わぬ結果が起きる。
オモチャ屋さんと愛好家の方々にお伝えしたい。
どんどんやっちゃいましょ。悪用すらできない技術なんてつまらない。
もちろん使う人間の問題だから自己責任、ケジメはキッチリ。
製品も提案しよう。小鳥型ラジコン『伝書スズメ壱号』くんを作りなさい。
子スズメ型、スマホのマップで目的地を指定してそこまで飛ばす。
おメメが小型カメラ、スピーカー内蔵、窓辺にとまり、相手とお話する。
……盗撮やストーカーで悪用されそうだ、ですと? そりゃそうだ。
でもオモシロいじゃないですか。どこから来たかワカラン小鳥とおしゃべりできたら。
こういうバカバカしい夢を持たせてくれるテクノロジー万歳。バンジャイ。
その昔、ラジコンヘリの操縦はエキスパートでないと無理だというのが常識でした。
文明の進化で、今では誰でも簡単に操縦できちゃうのはスゴイことです。
お値段もあまりに手頃すぎる。う、う、買ってしまいたくなる……。
ラジオの通販番組で「ラジコンヘリコプター」が出てました。
確か大きさ70センチで七千円くらいでした。
少し前ならすごくお高かったでしょうに・・・
時代の流れを感じてしまいました。