Nicotto Town


❖ Aʀᴇᴀ 51


ꘪ:ヨブの嘆息 4 - A

¨゚゚*・。・*゚¨ יהוה ¨゚゚*・。・*゚¨ ⚖ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ꔾ ¨゚*・。・*゚¨ ᛟ ¨゚*・。・*゚゚¨ אֲדֹנָי ¨゚゚*・。・*゚゚¨

ヨブの返事。


「あんたが博学で、何でもご存じだってことは、よくわかった。
だがな、そんな知恵なんか、あんたといっしょに滅んでしまえ。 

あんたも、わしと似たりよったりさ。 それくらいのことは、
だれだって知っているよ。 
わしは、神様に助けを願い、
じきじきに答えていただいたこともあるのに、
今は人の笑い草になってしまった。 

品行方正なわしが、物笑いの種とはな。
その一方では、
金持ちどもが、難儀している者をあざけり、
困っている者を目ざとく見つけてばかにする。 
物取りは栄えるものだ。 さあ、かまうことはないから、
神様を怒らせてみたらどうだ。 
別に罰があたるわけでもあるまい。 
それでも神様は、必要なものはぜんぶ下さるだろうよ。
神様がどうしようもないわからず屋だってことぐらい、
だれでも知っている。 犬畜生でも、
それぐらいのことは知っている。 鳥に聞いてみろ。 
そうだと答えてくれる。 地と、海の魚に教えてもらえ。 
同じ答えが返ってくるさ。 

すべての生き物のいのちと、すべての人間の息とは、
共に神様の御手のうちにあるからだ。 
舌が、うまいかまずいかを区別するように、思考力は、
耳に入ることばが本当かうそかを聞き分ける。 
お説のとおり、わしのような老人には知恵と分別がある。 
だが、本物の知恵と力は神様だけのものだ。
ただ神様だけが、わしらのなすべきことをご存じだ。 
何といっても、神様には思慮がある。

おまけに、神様の力ときたらどうだ。 
神様がこわしたものは、二度と建て直せない。 
神様に追い詰められたら、観念するしかない。
神様が雨を引き止めると、地は砂漠となり、嵐を送ると、
水浸しになる。
このように、力と知恵は神様のものだ。 
欺く者も欺かれる者も、
共に神様の奴隷であることに変わりはない。
神様は助言者と裁判官をなぶりものにする。
王を奴隷の身分に落とし、その召使たちを自由の身にする。

祭司は奴隷のように売られていく。 
神様は権力者を落ちぶれさせる。
雄弁家からは声を、
長老からは見識を奪い取る。
君主をさげすみ、
勇士を腰抜けにする。
やみを光の洪水とし、
死の暗い陰さえ明るくする。
国を興したかと思うと、
滅ぼし、大国にしたかと思うと、没落させる。
王の分別を取り去り、道案内の明かりもないまま、
手探りでやみの中をさまよわせる。

あんたが引き合いに出したような例は、山ほど見てきたさ。 
言いたいことはよくわかる。
わしはばかじゃない。 
あんたと同じくらい道理はわきまえているつもりだ。
ああ、全能者とじかに話してみたい。この問題を直接、
話し合ってみたい。

あんたたちは、まるでわしを誤解している。
藪医者もいいとこだ。
頼むから、黙っててくれ。 
それが最高の知恵というものだ。

さあ、聞いてくれ。わしの考えの背景にある道理と、
わしの訴えに耳を貸してくれ。
神様は一度だって、
あんたたちの言っているようなことを口になさらないのに、
それでもなお、神の代弁者面をするつもりか。
真理を曲げるような、あんたたちの助けを、
神様は求めるだろうか。
化けの皮がはがれないように、
注意することだ。それとも、人間同様、
神様も手玉にとれると考えているのか。
とんでもないことだ! 
神様をだしにして嘘偽りを並べ立てると、うんと油を絞られるぞ。 

ほんとうなら、神様の威厳はあんたたちを恐れさせるはずだ。
だから、そんなことができるはずはない。
せっかくだが、これまでのご託宣は、灰ひと握りの値打もない。 
あんたたちは神様を弁護しているつもりだろうが、
そんなものは土器のようにもろい。

余計な口出しはしないで、ほっといてくれ。
わしにしゃべらせてくれ。 結果はどう出ようと、
わしが責任をとる。
こうなったら、いのちを賭けてもいい。 
思っていることを洗いざらいしゃべろう。
そのために神様に殺されるなら、それでもいい。
たとい殺されても、やめるものか。
わしが信者なので、
神様の前から即刻立ち退きを命ぜられないことが、
せめてもの頼みの綱だ。
耳の穴をほじって、最後まで聞いてくれ。
わしが正しいことはわかっている。これがわしの言い分だ。

このことでわしと議論できる者がいるか。
もし、あんたたちがわしのまちがいを証明できたら、
わしは自分の弁護をやめ、いさぎよく死んでみせる。


ああ神様、お願いです。 二つのことだけはしないでください。
そうすれば、私は神様と顔を合わせることができます。
私を見捨てないでください。
こわい顔をして、私をおびえさせないでください。
そばへ来い、と声をかけてくだされば、すぐにも飛んで行きます。
でなければ、私の質問に答えてください。
私がどんな悪いことをしたか教えてください。 
どこがいけないのか、はっきり示してください。
なぜ横を向いて、私を敵の手に渡すのですか。
風が吹き飛ばした葉を目くじら立てて責めるのですか。
かわいた役立たずのわらを、
なぜ目の色を変えて追い回すのですか。
神様は、私を痛烈に批判し、
若いころのあやまちを一つ残らずあばき立てる。
私を牢獄にぶち込み、四方が壁のへやに閉じ込める。
私は朽ち木のようになり、しみに食われた着物のようになる。


 




旧約聖書 ヨブ記 12-13章
     聖書:JLB




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