Nicotto Town


❖ Aʀᴇᴀ 51


ꘪ:ヨブの嘆息 3 - A

¨゚゚*・。・*゚¨ יהוה ¨゚゚*・。・*゚¨ ⚖ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ꔾ ¨゚*・。・*゚¨ ᛟ ¨゚*・。・*゚゚¨ אֲדֹנָי ¨゚゚*・。・*゚゚¨

ヨブの答え。


「そんな事ぐらいわかっているよ。 
ちっとも耳新しいものはないじゃないか。 
ところで、答えてもらいたいな。 
どうして人は神様の目から見て正しい者となれるんだい。 

神様が本腰を入れて人と議論しようと思ったら、
千の質問のうちただの一つでも答えることはできまい。 

神様の知恵と力は底知れないのだ。 
今までに、神様に盾をついて成功した者なんか、いやしない。

神様はとつぜん怒って山を動かし、ひっくり返す。 
大地さえ土台から揺り動かす。 
神様が命令すると、太陽はのぼらず、星も光らない。 

神様はただ一人で天を張り広げ、海の上をゆったりと歩いた。 

牡牛座、オリオン座、スバル座、それに、南の星座も、
みな神様が造った。

ほかにも、目をみはるような奇蹟はいっぱいある。 
あまり多くて数えきれないほどだ。
神様がそばを通り過ぎても、お姿は見えない。 
神様が人のいのちを奪う時、
だれもその手をとどめることはできない。 
『何をするのですか』と抗議できる者もいない。

しかも、神様は怒りを静めず、高慢な人間を土下座させる。 

わしには、全能の神様を相手どって議論し、
説き伏せることなどできない。
たといこちらに落度がなくても、
自分を弁護しない。 ただただ、あわれみを求めるだけだ。 


たとい祈りが答えられても、
神様がわしの叫びを聞いたとは思えない。 

神様は、こんなにまでわしを打ちのめし、
理由もないのに傷口を広げるからだ。 


次から次へと、息もつかせず、
骨の髄までしみとおる悲しみで満たしている。

強くて正しいのは、この世に神様だけではないか。

ところで、わしは正しいだろうか。 
そうでないことは、自分がよく知っている。 
たとい一点の非の打ちどころもないとしても、
神様はわしに悪人のレッテルを張る。 


完全に潔白でもだ。 だが、そんなはずはない。 
ああ、自分で自分がわからない。 
つくづく自分がいやになった。
潔白であるにせよ、
悪人であるにせよ、神様にとっては同じことさ。 
どちらにしても滅ぼすんだ。 


神様は、罪のない者が災難に押しつぶされるのを見て笑う。 

全地は悪者どもの手中にある。神様は裁判官を明き盲にして、
不公平な裁判を行なわせる。 
そうするのが神様でないとしたら、
いったいだれが張本人なのか。
わしの一生は悲劇をはらんだまま、矢のように飛び去る。 
わしの歳月は船足の速い舟のように遠ざかり、
獲物に襲いかかる鷲のように飛び去る。

神様への不満を忘れ、
悲しむのをやめて明るく振る舞おうとしても、 

神様は今まで以上の悲しみを与えるばかりだ。 


ああ神様。私にはわかっています。
あなたは私を有罪となさいます。
罪人扱いするに違いありません。 
だから何を言ってもむだです。
たとい、水晶のような水で体を洗い、
灰汁で手の汚れをすっかり落としても、 

神様は私をどぶに突き落とします。 
そのため泥まみれになった着物でさえ、
神様の目には、私よりきれいに見えるでしょう。


神様は人間ではないので、
私は自分を弁護することができません。
もし神様が人間なら、同じ立場で話し合えるでしょう。 
おまけに、私たちの間には仲裁人がいません。 
仲を取り持つ者がいないのです。

これ以上、神様の刑罰の恐ろしさにおびえなくてすむよう、
私を打ちたたくのを控えてください。 
そうすれば、遠慮なくお話しし、
身の潔白を大胆に主張できるのです。



あーあ、もう生きるのはうんざりだ。頼むから、
思いっきりうっぷんを晴らさせてくれ。 
積もる恨みつらみをぶちまけ、 


神様にこう言おう。むやみやたらと責めるだけでなく、
なぜそうするのか、わけを聞かせてください。 

私を造ったのは神様です。 その私をしいたげ、さげすみ、
一方では悪人にいい目を見させることが、正しいことでしょうか。

神様も、人間と同じように不公平なのですか。 
神様の寿命はあまりにも短いので、
私の無罪を十分に知りながら、
ありもしない罪をとがめようとあせり、
私を追いかけ回すのですか。それとも、
だれも御手から私を救い出せないのを承知の上で、
このようにしているのですか。

神様は私を造っておきながら、
今になって滅ぼそうとなさいます。
 
お願いです。 私がちりで造られたことを思い出してください。
こんなにも早く、私をちりに逆戻りさせるのですか。 

神様は私を牛乳のように、びんからびんへと移し替え、
チーズのように固めました。
神様は私の体を、
皮や肉、骨や筋でお造りになり、
いのちを与え、恵みと愛を注いでくださいました。 
神様のいつくしみがあったからこそ、
私はきょうまで生き長らえたのです。

ところが、神様のほんとうのねらいは、
もし私が罪を犯したら断じて赦さず、
容赦なく滅ぼすことにあったのです。
ほんのちょっとした落度があるだけで、たちまちお払い箱です。
たとい私が正しくても、そんなことは何の足しにもなりません。 
いったいどうすればいいのですか。 


立ち上がろうとすると、神様はライオンのように襲いかかり、
とどめを刺します。
次々と不利な証言を突きつけ、
いよいよ激しく憤り、新たな手勢をくり出し、これでもか、
これでもかと攻め立てます。
こんな事をなさるくらいなら、なぜ、私を生まれさせたのですか。
なぜ、生まれるとすぐ殺さなかったのですか。
そうすれば、私は母の胎から墓へと直行し、
こんな悲惨な目に会わなくてすんだのです。
私の寿命が残りわずかであることが、
おわかりにならないのですか。

二度と帰らぬ旅路につき、
暗やみと死の陰の国へ行く前に、しばらく私をそっとしておき、
つかの間の安らぎを味わわせてください。 

私が行こうとしているのは、真夜中のように暗い国です。 
渾沌としていて、最も明るい光でさえ、
真夜中の闇のように暗い場所なのです。」





旧約聖書 ヨブ記 9-10章
     聖書:JLB




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