Nicotto Town


❖ Aʀᴇᴀ 51


ꘪ:ヨブの嘆息 1 - B

¨゚゚*・。・*゚¨ יהוה ¨゚゚*・。・*゚¨ ⚖ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ¨゚*・。・*゚¨ ꔾ ¨゚*・。・*゚¨ ᛟ ¨゚*・。・*゚゚¨ אֲדֹנָי ¨゚゚*・。・*゚゚¨



テマン人エリファズからヨブへの答え。

「ひと言いわせてくれ。 もう黙ってはおれん。 

以前あんたは、悩んでいる人をつかまえては、
神様を信頼しろと口ぐせのように言ってたな。 
そう言って、弱っている人、倒れそうになった人、
立つ気力もなくして地面に座り込む人、
自暴自棄に陥った人を元気づけてきた。 

ところがどうだ。 いざ自分がその身になってみると、
すっかり意気阻喪し、青菜に塩じゃないか。
こんな時こそ、神様を信頼するはずじゃなかったのか。 

正しい人に神様は目をかけてくださることが、信じられないのか。

考えてもみろ。 
心底から正しくて罪のない人が罰せられるなんてことを、
一度でも聞いたことがあるか。 
罪と争いの種をまく者が悩みを刈り取るとは、
経験の教えるところだ。 

そのような者は、神様に握りつぶされて死ぬ。 
若いライオンのように居丈高にしていても、
押しつぶされて滅びるのがおちだ。 
いつかは、役立たずの老いぼれライオンのように飢え、
子供たちも散り散りになる。

耳もとのささやきのようにこっそりと、
この真理がわしに伝えられた。 
あれは、人が寝静まった夜中だった。 
わしは幻を見たのだ。 

急にわしは恐ろしくなり、
身の毛のよだつ思いに全身がわなないた。 

一つの霊が前を通り過ぎる時、髪の毛は逆立った。 
といっても、霊の気配を感じただけで、
姿を見たわけじゃないがね。
すると、気味悪いほどしーんと静まりかえった中で、
どこからともなく、こう言う声が聞こえてきた。

『人は神より正しくありえようか。 
人は創造者よりきよくありうるだろうか。』
御使いさえあやまちを犯し、神様に信頼されないとしたら、
ちりから造られた人はなおさらのことだ。 

人はしみのように、簡単につぶされて死ぬ。 

朝には生きていても、夕方には冷たいむくろとなり、
だれからも顧みられないまま永久に葬られる。 

か細いいのちの火は吹き消され、なすすべもなく死ぬだけだ。

助けを呼び求めても、だれも答えてくれない。 
神々によりすがっても、救ってもらえない。 

彼らは怒り狂い、のたうち回って息絶える。 
神に背く者は、しばらくは栄えるように見えても、
思いもよらない災いにみまわれる。 
彼らの子供たちは、だれにもかばってもらえず、
簡単にだまされる。 

せっかくあげた収穫も人手に渡り、
その富は、ほかの多くの人の渇きをいやす。 

罪の種をまいた者には、罰として不幸が襲う。 
火種から勢いよく炎が吹き上げるように、
人は罪と不幸に向かってまっしぐらに進む。

だから、あんたに忠告したい。 神様に罪を告白しなさい。 
神様は、目をみはるような奇蹟を数限りなくなさるからだ。 
神様は地に雨を降らせて田畑をうるおし、 
貧しい者と謙そんな者を富ませ、
苦しむ者を安全な場所へ連れて行く。

神様は、ずる賢い者の計画をくつがえす。 
彼らは知恵をこらして計画を練り、そのわなに自分でかかる。  彼らは夜だけでなく、昼日中でも、盲人のように手探りで歩く。

神様は、このような横暴な連中から、
身寄りのない者や貧しい者を救う。 
こうして、貧しい者はついに希望を見いだし、
悪者の牙はへし折られる。
神様に誤りを正してもらえる人は、なんと幸せなことか。 
神様の懲らしめを、ないがしろにしてはいけない。 
自分で罪を犯し、招いた結果なのだから。 
神様は傷つけても包帯を巻き、治してくださる。 
何度でも救い出してくださる。 
だから、災いがあんたに寄りつく暇もない。
ききんの時には死から、戦いの時には剣から守られる。
人の中傷も苦にならず、将来の心配もなくなる。
あんたは戦いとききんをあざ笑い、野獣に襲われることもない。  野の石と、どう猛な野獣は、あんたと平和協定を結ぶからだ。
家を留守にしても、何の心配もない。 
倉庫には、だれも指一本ふれないからだ。

あんたの息子たちは、なくてはならぬ人物となり、
子孫は草のようにはびこる。 
麦は、収穫の時まではどんなことがあっても刈り取られない。 
そのように、あんたも幸せな一生を送り、長寿を全うする。 
このことが嘘偽りでないことを、わしは経験から割り出した。 
あんたのためを思えばこそ、忠告するんだ。 
わしの助言を聞いてくれ。」





旧約聖書 ヨブ記 4~5章
     聖書:JLB




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