Nicotto Town


たかゆきの徒然日記(ニコタ版)


大阪市存続で、とりあえずは良かった…。

今回『特別区設置協定書』の賛否を問う住民票投票。
結果は否決で大阪市存続が決まったようです。
しかし、投票結果は差が1%未満と言う拮抗した状況でした。
賛成派、反対派、ともにこの結果を踏まえて少しでも市政を良くする方向で論議を進めて欲しいです。

http://www.sankei.com/west/news/150517/wst1505170067-n1.html

普段は政治的なことを書かないのですが、私なりの所見です。

今回の協定書。

世間では「サービスが…」とか「未来が…」とか「二重行政が…」とか…。
双方とも色々語っていましたが、賛否を問われているのはあくまでも『特別区設置協定書』です。

で、実際公開されている協定書を読んでみました。

要約すると…
 ①大阪市を廃止し5つの特別区にする。
 ②各区の議員の定数。
 ③現在ある事務の振り分け。
 ④税源配分と財政の調整方法。
 ⑤市財産の分配方法。
この5つしか書かれていません。
そして、残りのことについては市長と知事で協議で定めると…。
成長戦略や施策的なことは何一つありません。

まぁ、ぶっちゃげて言うと「取り敢えず市を5つに分けます。そして、あとのことは市長と知事に白紙委任してください」と言った感じです。
成長戦略やバラ色のことを多数言っていましたが、実際、どういう風にしたいのかは市長の頭の中だけです。
可決したあとから具体的にシュミレーションしたら「お金がなくてできません」では困ります…。

でも今回の住民投票で「自分たちの街を変えていこう。考えよう」と言う意識は高まったのは良いかと思います。
可決されると「戻れない道」を急ぐよりも、もう一度しっかりと論議をして考えれば良いと思います。
そう言う意味で、今回の住民投票は否決で良いと思います。
それにしても、投票権のない他市に住む私でも開票速報にハラハラ、ドキドキしました。(^^;
終始「賛成」がリードしていましたので…。

問題はこれから。
良くも悪くも、今回の住民投票は市民が自分たちの市や街をどうして行こうか考えるきっかけになったかと思います。
今まで、これだけ考えることは少なかったのではないでしょうか?
でも、本来は通常の選挙でも、これほど関心を持って投票に臨んでほしのですがね…。(^^;

これで反対派は反対派で、今後の大阪市をどうしていくのか、しっかりとした物を打ち出していかねばならない責任が生まれます。
首長、議員、そして市民がよく話し合って良い方向に持って行って欲しいですね。

ところで、棄権した30数%の方はどうしたのでしょうか?
(。◔‸◔。)?

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2015/05/24 23:10
大阪市の人でないので、的外れかもしれませんが、
橋本氏への期待VS現状維持で、中身はあまり無かったのようにも見えました。
大阪も色々と問題はあると思うので、どう変えていくかで争えると良かったですね^^;
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2015/05/21 06:26
たかゆきさん、ブログコメントありがとうございました。
そちらの方で市議会選との相関を追加してみました。
例外もありましたが、維新の会が4割以上確保していた区は賛成、それ以下の区は拮抗しているか反対という傾向があるようです。
直前の選挙なので、高齢者が・・・などというより余程明らかな指標でしょうにマスコミは見ないふりをしているのかな。

変えたいと現実的に変えられるというのを混同している市民も多かったように思われます。
おっしゃるように市を解体するかどうかは行政の手段でしかないのに。
そして事務組合が間に入るということは三重行政になるというのにね。
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2015/05/20 22:19
>ジャッカル北上さんへ
 コメントありがとうございます。
 また、ブログ広場から来ていただき、重ねて御礼申し上げます。(^-^)

 今回の住民投票は「都構想」ではなく、あくまでも「特別区設置協定書」の可否を決める住民投票です。
 しかし、マスコミも含めてそのことには触れず、維新の提唱するいわゆる「都構想」にばかり触れていました。
 これからどうなるか不明の成長戦略なではなく、本当はもっと協定書の内容そのもについて説明する必要があるはずです。
 しかし、その内容の説明を始めると、どんどんボロが出るので市長を始め推進派はバラ色の施策ばかり語っていたように感じます。
 また、反対派も感情的な説明ではなく、もっと理論的に説明すべきじゃないのかとも思いました。

 独断的に進めたりスピー感を持って進めるのは、時と場合によると思います。
 今回のことは「どうなるか解らへんけど、良いようにするから取り敢えず、すぐサインして」と言われているようなものです。
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2015/05/20 22:07
>ちるるさんへ
 コメントありがとうござます。
 大阪を変えていきたい。良くしていきたいと言う気持ちは多くの方が持っていると思います。
 しかし、多くの方がいます。その分、考え方も色々です。
 時にはスピードも大切です。しかし、真摯に多くの方の意見に耳を傾け論議していくことも大切です。
 市長の場合「これ」と思い込んだら意見をほとんど聞くことなく押し通そうとします。
 その手法に問題があったと思います。
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2015/05/20 21:58
>たぬきの休息さんへ
 コメントありがとうございます。
 私もようやく暴走機関車が止まった感がします。(^^;
 しかし、いまだ熱狂的な支持者は多いようで。

 どんなにバラ色の事を言われても、あくまでも市長の頭の中だけであり、財政など現実的な事からの検証は一切無視でした。
 だいたい、行政の形態と施策はまったく別物です。
 特別区になったからと言って、経済が伸びるという関連性は一切ありません。
 今回の事は、あらゆるものを混同して説明し住民の判断を迷わす手法は、とても危険と感じた次第です。
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2015/05/18 10:08
ブログ広場からコンニチワ

なるほど・・・・ 特別区設置協定書 が焦点だったと・・・・ 

この、取り敢えず、枠だけ作って 今は白紙委任ね! ンで、決まったらかんがえっから方式は
強いリーダーが行うと、話が早くて良いんですけどね・・・ 反対派からは独裁だ!といわやすい方法ですが
まぁ、独裁が全て悪では無いので(EUAも独裁国家だけど誰も文句言わないし) アレですが・・・

非常に勉強になりました

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2015/05/18 08:39
いつぞやの選挙のおりに、地元に橋下さんがいらしていて、
息子と写真に撮ってもらって、少しだけお話もしたのですが、
なんかやっぱりこういろいろ引っかかる点が多くて、
変えていきたいって意気込みはわかるんだけどなーって感じでした。

今回の投票はほんとはらはらしていました、どうにもできないのにねw
今後風向きが変わって、もっとみんなが自分の地域に意識を持つようになってくれたらいいと思います。
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2015/05/18 01:58
やっと暴走列車が止まったか、というのが正直なところ。
大阪府の財政を明らかに悪化させた橋下氏の行政手腕のどこに有権者は幻想を抱き続けているのか謎です。
「都構想」のはじまりだって水道事業に関する当時の橋下知事の調整力不足が源流でしょうに。

今回指摘されているように、市解体後の行政を白紙委任するかどうかの選挙でした。
でもこの段階で具体像が提示できないということは、提示するのに不都合があるということなのです。
本当にバラ色の未来なら、進んで提示していたと思われませんか。

いい加減「呆れられてる」のと「注目されている」の区別をつけていただきたいものです。



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