解毒
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/05/03 07:51:41
誰かに教えられたことに
救われて生きてきたんだよ
誰かに教えられたことに
少しずつ殺されてきたんだよ
誰かがいなければ
知れなかったことばかりだけど
誰かがいなければ
知らずに済んだことばかりなんだ
「知らないなんて損してる」
なんて言いながら
君は何十年後そのことを忘れて
無に返すんでしょう
私は笑ってやるよ
くだらない言葉で
人を不快にしておいて
その原因となったものすら
忘れてしまう君の人生を
人に愛もなく毒吐いて
自分を満たして
幸せそうにした
醜い顔
私の生きる世界には要らない
要らない。
平和ボケした世界で
怒鳴り声叫び声はもう要らないから
震えた声は歌声でも苦手だから
優しい声と生きさせて
優しい歌声に揺られる朝に
綴る言葉は
毒を消してく
毒が最後に残した爪痕に
苦しめられてもいいと思える今日は
とても穏やかだよ
静かに沈む
人は皆その一面を持っているのでしょう
気付かないだけ
だからかな?醜い顔をみて
なんとなくホッとしてしまう自分がいるのも真実
そんな世界でも
小さなことで穏やかになれる事も有ある
でも、その中に沈んでいたいと思っても
きっとまた浮いて来てしまうのでしょうね
現実にね・・・