[本] 最近読んだ本など。
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/04/29 23:55:02
今日は図書館へ。
すると、図書カードの有効期限が切れるので更新しろと。
更新は3年ごとで、今回がたしか2回目。
ということは、図書館通いを始めてから6年経ったということか。
あっという間といえばあっという間。
そんな読書歴の浅い私の最近読んだ本の記録。
ものすっごく偏りまくってますw
水車館の殺人 / 綾辻行人
迷路館の殺人
時計館の殺人
黒猫館の殺人
霧越邸殺人事件
ようやく(?)綾辻の館シリーズを本格的に読む気になったw
一番おもしろかったのはやはり評判の高い時計館。
初めて(?)館に意味を感じることができたような気がします。
十角館、人形館、びっくり館は既読なので次は暗黒館なのですが…、
ぶ厚いんですよね…読む気がそがれる位…。
あと、噂ではそーとーグロいという。
ということで、次は当分先になりそう。
霧越邸は…うーん、あまり好みじゃなかったです。
体育館の殺人 / 青崎有吾
水族館の殺人
風ヶ丘五十円玉祭りの謎
綾辻の館シリーズにつかれたので、こちらの館シリーズをw
2012年にデビューしたばかり、平成生まれの作家さん。
こちらの館シリーズ(?)は密室殺人物なのは一緒ですが、
建物を設計したのは普通の人なので、隠し扉などは出てきませんw
「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」は「五十円玉二十枚の謎」のタイトルのパロディですね。
日常の謎系で、作風もキャラもこちらの方が合っている感じ。
ヴィラ・マグノリアの殺人 / 若竹七海
古書店アゼリアの死体
プラスマイナスゼロ
みんなのふこう
猫島ハウスの騒動
ポリス猫DCの事件簿
「五十円玉二十枚の謎」の中心的人物(?)若竹七海をようやく読んだ。
葉崎市という架空の都市を舞台にした軽めのミステリー(コージーミステリというそうです)。
とはいえ、 それぞれ主役も違う(猫島ハウスとポリス猫DCは同じですが)ので、
あまりシリーズものという感じはしないのですけどね。
全体的に読みやすいような気がするけど、そうでもないような…。
イマイチ自分には合わなかった気がします。
扉は閉ざされたまま / 石持浅海
君の望む死に方
彼女が追ってくる
わたしたちが少女と呼ばれていた頃
事件の犯人の視点で描かれる倒叙ミステリといわれるもの3点。
(刑事コロンボみたいな感じですね)
で、探偵役の碓井優佳が犯人がかわいそうになってくるくらい切れすぎで怖い。
「わたしたちが~」はその碓井優佳の高校生時代のもので、こちらは普通のミステリ物。
やっぱり怖いですw
月の扉 / 石持浅海
心臓と左手 座間味くんの推理
玩具店の英雄 座間味くんの推理
同じ石持浅海のこちらは「座間味くん」シリーズ。
座間味島Tシャツを着ていたことから座間味くんと呼ばれることになった青年(本名不明)が探偵役。
「月の扉」では割と普通(?)でしたが、それ以降はこちらも切れっきれで怖いくらいw
ある閉ざされた雪の山荘で / 東野圭吾
白銀ジャック
ナミヤ雑貨店の奇蹟
真夏の方程式
禁断の魔術 ガリレオ〈8〉
東野圭吾は相変わらず読みやすくていいですね~。
一番おもしろかったのは一番古い「ある閉ざされた~」かな。
詳しいことを書くとネタばれになるので書きませんが(というだけでネタばれっぽいですが)
その手法に理由を持たせているところが上手いなと。
ぼんくら / 宮部みゆき
日暮らし
桜ほうさら
震える岩 霊験お初捕物控
天狗風 霊験お初捕物控
初ものがたり
英雄の書
宮部も読みました。
やっぱり時代物の方が面白いですね。
春朗合わせ鏡 / 高橋克彦
蘭陽きらら舞
おこう紅絵暦
源内なかま講
かげゑ歌麿
北斎殺人事件
なぜか唐突に高橋克彦。
なぜ読み始めたのか、自分でもわからない(^^;
この「歌麿と仲間たちシリーズ(適当)」は、水谷豊主演でTVドラマ化しているんですね。
MM9 invasion / 山本弘
MM9 destruction
怪獣ものSF小説の2、3作目。
1作目があんなラストだったから、まさか続編が出ているとは思わなかった(^^;
1作目に登場した「ヒメ」という怪獣が、宇宙からきた怪獣と戦うという話がメインで、
そこにドタバタ恋愛要素を付け加えたような慌ただしい作品。
これじゃない感満載。
怪しい店 / 有栖川有栖
お馴染火村英男シリーズの最新作。
今回は店をテーマにした短編集。
殺人が起きない「潮騒理髪店」が一番よかったですね。
殺戮にいたる病 / 我孫子武丸
あまり詳しく書けないのですが(といっている時点でダメですが)、
確かにラストに「はぁ?」となるんですけど…。
それはともかく、とにかくグロい。
苦手な人は(私も苦手なのですが…)読まない方がいいと思いますよ、多分。
有名な作品ですけどねぇ。
慟哭 / 貫井徳郎
「慟哭」とは悲しみのあまり、声をあげて泣くこと。
とにかく、暗く悲しく救いようのない話。
あまり詳しく書けないのですが(といっている時点でダメですが)、
この手法ゆえにラストの悲しさをより大きく感じられる点は良い作品だと思います。
暗く悲しく救いようのない話ですけどねぇ。
鏡の中は日曜日 / 殊能将之
「ハサミ男」以来の殊能将之。
と書いた時点でアレですが…。
こちらもあまりしっくりこなかったかなぁ
ロートレック荘事件 / 筒井康隆
筒井康隆はいつ以来だろう…。
あまり詳しく書けな(略)
フェアな作品だと思いますよ。部屋割り図とか。
アクロイド殺し / アガサ クリスティー
唐突にクリスティー。
↑の並びから「ああ、偏ってるね」と分かる人は分かるでしょw
ジェノサイド / 高野和明
少し前に話題になっていた作品。
グロいです。R15くらい。
坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー / 坂木司
和菓子をテーマにした10人の作家による作品集。
心温まる話が多くていいです。
騎手の一分 競馬界の真実 / 藤田伸二
現役の騎手が現在の競馬界に物申した一冊。
言っていることは良いのに、口調(文体)が軽すぎるのが残念(^^;
時間がないので走り書きになっちゃったー。
このリストをみて、おすすめの作品とかあったら教えてもらえるとうれしいです~。
宮部、現代物と比較して時代物の方が良いと思います。
なんというか、時代物の方は人の書き方が優しいというか。
現代物の方はみんな冷たいというか…。
読んですっきり、満足できるのは断然時代物の方です。
宮部みゆき、時代ものの方がいいですよね!!
(我が意を得たりとばかりに)
当初は確か、現代推理物の方が評価が高くて
時代ものの方はちょっと日陰の扱い…、だったように思うのですが。
宮部みゆきの一部の時代ものって、
正統派じゃないじゃないですか。
(霊験お初などのように、サイキック時代ものになっているのがあったりで…)
多分、それが受け入れられるのに
時間がかかった一因だと思うのですが。
…英雄の書と比べて、時代ものの方が…、という意味かな;
眠くて仕方がないので、また明日~。
たなおさんも風邪には気をつけて下さいね~。
(文章など、どこかしらおかしかったらスミマセン;)