Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【花燃ゆ】

花燃ゆ
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】幕府が独断でアメリカと不平等な日米修好通商条約に調印したことで、幕政批判の声が一層高まると、大老の井伊直弼は反勢力を一掃しようと弾圧に動き出す。京で朝廷に反幕工作をしていた梅田雲浜らが幕吏に捕縛された。彼らと一緒にいた玄瑞は何とか逃げ出すも、行方不明の報が杉家に届く。は最悪の事態を考え、不安な日々を過ごしていた。一方、条約に強い不満を訴える寅次郎は、藩主・敬親に向け建白書を頻繁に提出していた。

【感想】もうちょっと前に見たので、内容うろ覚えですね…。まぁまとめると、また松陰がバカやって牢獄に閉じ込められたってことだけなんですけどね。私思うんですけどねぇ、ドラマの松陰はまだまだおとなしすぎるw ドラマでは吉田稔麿らが間部暗殺の血判状を書かされてましたが、玄瑞と高杉の塾の双璧は反対の血判状をこしらえています。それが元で松陰との仲がこじれてしまうのですが、それはまた次回にでもやるのかな。
思えば、最初っから人に何を言われても、自分の意思を貫き通し、正しいことをやっているという自信から隠すということもせず、普通の人間ではありえない行動、反応をしてきた人です。松陰という人は。このドラマを見始めた頃はまだ松陰の人格を理解していなかったので、例えば黒船に乗り込んだ時も、ペリーの暗殺を考えていたこととか、失敗に終わった後幕府の奉行所に自首したことなど、その時は「まさか」と考えていました。しかし、ドラマを見ながらネットで松陰やその周辺のことを調べていくうち、彼ならありえると思うようになりましたよ。
今回にしたって、間部1人を暗殺したところで何になるでしょう。まだラスボスの井伊直弼がいます。ただ、井伊が暗殺されてから時代の流れは変わるので、暗殺を考えるまではまだ間違いとは言えないでしょう。しかし、それを藩に建白するなど、さすがにどうかと思いますね。敬親はよく言えば家臣の意見を尊重した殿様ですが、悪く言えば自分の確固たる意思がない殿様ですし、藩の重臣に佐幕派もいる状況で、いくら正しいと信じていても、あまりに過激な発言が通らないのは当たり前の話です。そこが何故わからなかったのか。
百歩譲って日本を守るために間部の暗殺が必要だったとしましょう。それでも、もっと根回しをして、目的を成し遂げる方法だってあったはずです。藩自体が危急存亡の事態にあった水戸藩と同じ土俵で比べるわけにはいきませんが、水戸藩士たちが井伊の暗殺に成功したことを考えると、やはり松陰のやり方が下手だったとしか思えません。目の前にいなきり大きな敵が現れ、焦る気持ちはわからないでもありませんが、あまりにも無策。生き急いでいたとでも言うのでしょうかねぇ…。子供の頃から優秀で、恐らく天才だったのでしょうけれど、天才には常識がすこんと欠落している人が多いです。松陰ってきっとそういう人だったんでしょうね。
さて、今回また花燃ゆは最低視聴率を更新したようですw 今まで何とか2桁を保っていますが、1桁になるのもそう遠くはないと考えられているようですね。特に次回は開始時刻が選挙報道のせいで45分早くなるため、かなり危険です。大河初の打ち切りも囁かれているようで…。しかしそうなると、年末まで残った枠をどうするかが問題になってきますよね。大河枠ですから、下手な再放送を垂れ流すというわけにもいかないでしょうし、それがもっと視聴率を下げることになれば、枠自体の力が死滅してしまいます。期待の真田丸を早く始めるというわけにもいかないでしょうし、NHKとしては頭が痛いところでしょうね。井上真央に責任をなすりつける傾向もあるようですが、どう考えても企画自体にパワーがない。井上以外の女優に主役をやらせても、視聴率が取れたとは思えませんね。また宣伝もいろいろ間違ってましたよ。イケメン志士とか聞くたびに、頭痛くなりますね。真田丸だってこのままだと危険ですよ。大河には徹底的な梃入れが必要でしょうね。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.